77話 ページ2
あの後すぐ、警察が来た。
その中に姉ちゃんと狼くんの姿もあった。
警察に連絡するなと脅されていたのを知った切島くんが、機転を利かせて警察ではなく、警察と繋がりのある姉ちゃんに連絡したらしい。
狼くんは大泣きしながらお母さんに抱きついていた。
怖い思いをさせちゃったけど、2人とも無事で良かった…。
…良かった、けど…
真「……」
今、私たちの前には鬼の形相をした姉ちゃんが立っていた。
警察と一緒に到着した姉ちゃんは私たちの所へ来るとすぐ、低い声で
真「…そこに正座しなさい。」
と言ってきた。
とても言い返せる雰囲気じゃなかったので私たちは大人しくその場に正座した。←
真「まず、理央。
なんでわざわざ敵の罠にはまりに行くようなマネをしたの？」
『…関係ない人が巻き込まれて傷ついてほしくなかった。
誰かが傷つくくらないなら、それなら敵の誘いにのって助けようと思っ…』
真「それで洗脳されかけて、危うく人質に危害くわえそうになったのに？」
『っ…！』
真「現実はそう理想通りにはいかない。
…ちょっと考えが甘いんじゃない？」
…返す言葉もない。
私はグッと唇を噛みしめた。
姉ちゃんは、今度は切島くんの方を見た。
真「で、切島くん。
キミが私を経由して警察に連絡しようとしたのは良かった。
…でも、私は狼くんと待ってるように言ったよね？
なんで勝手に動いたの？」
え…？
そうだったの？
私が切島くんを見ると、切島くんはまっすぐに姉ちゃんの方を見て答えた。
切「勝手に動いたのはすみません。
でも、前に洗脳された時のことを考えたら、早く助けに行かねぇとと思って…。
ランドストームの時みたいに、1人で抱え込んでほしくなかったんす。」
切島くん…。
真「確かにキミが早くこの場に来てくれたおかげで、理央が洗脳されるのを阻止できたのかもしれない。
でも、もし洗脳されてたら？」
切「！」
真「キミだって危なかったかもしれない。
結果的に良かったけど、決して褒められたことじゃない。」
切「…すみません…。」
『姉ちゃん、切島くんは…』
悪くない、と言いかけた途端。
真「ふん！」(ゴッ！)
私たちは思いっきりチョップされた。
解せぬ←
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ノワール(プロフ) - クローバーさん、ありがとうございます！更新遅くてすみません(^_^;) 頑張ります！！！！ (2017年11月7日 1時) (
レス) id: 168bac5bc7 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - めっちゃ面白いです!!更新頑張って下さい!!!!!!! (2017年11月6日 20時) (レス) id: 753a7bb22b (このIDを非表示/違反報告)
ノワール(プロフ) - 庵さん、ありがとうございます！はい、頑張ります！(*^ω^*) (2017年10月9日 13時) (レス) id: 168bac5bc7 (このIDを非表示/違反報告)
ノワール(プロフ) - 雪うさぎさん、ご指摘ありがとうございます！そしてご迷惑おかけしてしまいすみませんでした(´；ω；`)いつも応援ありがとうございます(*^ω^*)はい、頑張ります！！ (2017年10月7日 4時) (レス) id: 168bac5bc7 (このIDを非表示/違反報告)
庵 - 一から見たヨ。この作品気に入ったカラ、更新頑張ってヨネ。 (2017年10月7日 4時) (レス) id: 781a67beb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノワール | 作成日時：2017年10月6日 12時
