１４ ページ14
幸「どうして、それが気持ち悪いんだい？」
『え』
幸「そんな事されたら俺でもそうなるかもしれない。それのどこが気持ち悪い？」
『…』
幸「まぁ俺だったらやり返すけど。ちなみにイジメたのは誰？当時の担任は柳に聞くからいいや。」
『いや、答えませんよ。私がやり返すんです。邪魔したら蹴りますよ。』
幸「そう。なら手助けしてあげるよ。真田は剣道や居合いも出来るし、氷帝の日吉は古武術出来るらしい。俺からはイップスの仕方をAにだけ教えてあげる。」
『いらないです、自分で鍛えます。』
幸「あ、それとね。」
幸村先輩は私を抱きしめた。
幸「辛かったね。よく耐えた。もう大丈夫だよ。Aが立海一年の間、守ってあげる。」
『は、い！！ありがとうございます！幸村先輩！』
幸「こら。幸村先輩じゃないでしょ。」
『ゆっきー先輩。』
幸「うん。敬語じゃなくていいのに。」
『いつかしますね？』
幸「楽しみにしてるよ。じゃ、部活に戻るよ？」
『はい、すみませんでした。』
2人で戻ると仁王先輩にからかわれる。うぜぇ。って思ってたらゆっきー先輩にイップスかけられてた←
切原先輩の所に置いていったタオルを回収し、洗濯機に放り込む。
洗濯機がある辺り流石立海だよな。
ゴウンゴウン言う洗濯機の中を覗くのは楽しい。子供？この前まで小学生だったもの。
切「お前、覗くの楽しいかよ。」
『！、切原先輩！楽しいですよ？ぐるぐるしてるんです。面白い。』
切「ガキだな。」
『そりゃあそうですよ。中学生なんてまだまだ子供ですからね。あ、でも先輩方なんか大人っぽいですよねー。』
切「なんで、だよ！！俺の事嫌いじゃねーの！？さっき泣かせたのによ！！」
あぁ、何だ。そんな事。切原先輩顔真っ赤ですよ？謝るのプライドが邪魔するんですね。
『そんなの私が悪いんですから、気にしないで下さいよ。切原先輩が罪悪感を抱く必要は無いですよ。』
軽く笑う。だがまだ先輩の顔は暗い。
『じゃ、先輩が私の傷口をえぐったのは本当です。ですが、先輩はそんなの知らない。そこに責任を押し付ける訳ないですよ。』
切「で、でも、悪かっt」
『ストーップ！！謝るんならゆっきー先輩に！！切原先輩の代わりに謝ってくれましたから！』
切「部長が…？」
『ってことでplease go back!!』
切「え、と。お願い、行け、後ろ…」
『……先輩馬鹿だったんですか。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：奏 | 作成日時：2018年4月22日 22時
