第1話 ページ4
『なんでわかってくれないの!?お父様!!!!』
私の大声が響く一室。
ここはお父様の部屋。
何度も何度も音楽や芝居がやりたいと頼み込んでるのに聞いてくれないため、今日も説得しに来ている。
「何度も言ってるだろ。お前もあの叔父のようになるのが目に見えている。だから止めているんだ」
なによ。知った風に言っちゃって。
知らないくせに。見てないくせに。
『そんなことない!!!叔父さん楽しそうだった!!
音楽も、お芝居も、すごく大変だけどすごくすごく楽しいものだもん!!
私は知ってる!!』
「何度言えばわかるんだ。何があってもその二つの道には歩まs((『......わかりました。』はぁ、やっとわかったのか」
あぁ、もう無理だ。
この人には着いていけない。着いていきたくもない。
私は私の道を歩む。
『私、もうこの家出ていきます。......いままでありがとうございました』
「おいっ......」
私はそう言うと、お父様の呼び掛けも耳にいれず自分の部屋へ戻り身支度を始めた。
ある程度まとめ、キャリーバッグ2つとリュックになった。
リュックと1つは服や教科書などの日用品、もう1つはパソコンなどのゲーム類。
これらさえあれば大抵生きていけるため大丈夫←←←
『よし、もう行くか』
そうため息も1つこぼし言うと、鞄を持ち、玄関を1歩出て振り返る。
『いままで、ありがとーございました』
深々と一礼をし、私は再び歩き出した。
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霞草(プロフ) - にゃんまるさん» はじめまして!コメントありがとうございます!あ、ほんとですか!?すいません、誤字ですwwご指摘ありがとうございます! (2018年1月4日 14時) (レス) id: 9d5707087f (このIDを非表示/違反報告)
にゃんまる(プロフ) - こんにちは。こちらの作品読ませてもらってます!とても面白いです!。 大変言いにくいのですが、ポリ袋じゃなくてポチ袋じゃないでしょうか?そういう仕様でしたらすみません。 (2018年1月4日 13時) (レス) id: f67bcd144c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霞草 | 作成日時:2017年9月26日 16時