樹先生＃1 ページ43
翌日。
疲れてはいるものの押し付けられた委員会の仕事をするために学校に向かった。
もちろん真面目に行くつもりなんてないので学校の最寄り付近にある某コーヒーショップでドリンクを買って向かうことにした。
「あっつ〜…」
日差しに殺されかけながらなんとかお店までは辿り着き、注文をするために並ぶ。
…なんか私の前に並んでる人見たことあるんですけど。
「…樹先生」
「ん？お、Aじゃん。やっほ〜。なんでそんな暑苦しい恰好してんの」
「…そう思うなら制服廃止しようよ」
「それできるほどの権力あったら俺新しい国作るよね」
「なにそれ」
少し圧をかけたら奢ってくれるとのことだったので遠慮なく奢ってもらう。
「キャラメルフラペチーノのベンティ、シロップ・キャラメルソース・ホイップクリーム増量でお願いします」
「え、注文慣れすぎじゃない？」
「深澤先輩が奢ってくれるので！」
「深澤かわいそ…」
「…すみません、チョコチップも追加で。それからブルーベリーレアチーズケーキと根菜チキンサラダラップも」
「待ってごめんって」
いっぱい奢ってもらってにやける口元を隠せずにお店を出る。
樹先生はそんな私を見て苦笑気味。
でも奢っていってくれたのは先生の方だから！私悪くないから！
「じゃあまたね樹先生〜」
「え、車乗っていかないの？」
「え、いいの？」
「同じとこ行くんだから頼ってくれていいよ」
「やだイケメン…抱いてっ…」
「それは色々とアウト。俺職失う」
「檻の中へレッツゴー」
「俺まだ何もしてないんだけど」
「まだ、ねえ？」
樹先生をからかいながらも先生の車に乗り込む。
助手席はさすがにやばい気がして後部座席に座らせてもらった。
「ねえ生徒車に乗せるの大丈夫なの？」
「ばれたらやべえ」
「でしょうね。…樹くん、お家行きたいなっ♡」
「俺まじで捕まるって」
樹先生はそう言いながらも運転を始めた。
まあ普通にうまい。悔しいけど。
「先生運転うまいね。彼女さんとかにやってあげてんの？」
「いないんだよね。残念ながら」
「モテそうなのに」
「彼女との時間取れないからね。仕方ないよ」
「モテそうってところ少しは否定したら？」
「事実だもん」
「うわうざぁい」
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雪野真哉(プロフ) - ななさん» リクエストありがとうございます！合宿編終わったら是非とも書かせていただきます！ (3月22日 20時) (
レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
なな - じゅりせんせいといちゃいちゃとかみたいです!! (3月22日 16時) (レス) @page16 id: 54b20791cc (このIDを非表示/違反報告)
雪野真哉(プロフ) - 小袖さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます♡これからも是非是非ニヤニヤして行ってください！わら (3月19日 23時) (レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
小袖(プロフ) - 面白いです！にやにやしながら読んでます(笑) (3月19日 22時) (レス) @page4 id: 85c8a13628 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪野真哉 | 作成日時：2024年3月19日 14時
