合宿＃37 ページ41
それから遊び疲れたらしいみんなを引き連れて一回別荘に帰り、帰り支度をさせ、電車で帰った。
電車の中ではほとんどみんな爆睡していて駅に着く前に起こすのが大変だった。
主に向井康二。
あいつはだめだ。全然起きない。
だから寝起きの若干うとうとしてる照におんぶされて電車を降りた。
「じゃあみんなお疲れ様。ゆっくり休んでね」
「Aもだぞ！早く寝ろよ？」
「ありがと渡辺」
「およ？なんかそこ仲良くなった？」
「まあね〜」
いつもと違って仲良さげに話す私と渡辺に対して不思議そうな顔をするさっくん先輩にアニメいいんですか？というと嫁が待ってる！帰る！と走っていった。
あの人元気すぎる。
「じゃあ照。康二のこと頼める？」
「なんで？ふっかも来てよ」
「やだよ。俺腰痛いもん」
「待っておじいちゃんいる。あべべやばくない？」
「最年長だからね…」
「憐みの目やめて！？」
結局深澤先輩と照が康二を送っていくことになって他は解散。
そろそろ暗くなってきたし、と国王と渡辺が私を送ってくれることになった。
二人に挟まれて歩道を歩く。
「なんかさ。二人って思ったより背高いよね」
「何、喧嘩売ってんの？」
「なんでそうなるのよ。なんかさ、ダンス部でいたらみんな背が高すぎて二人とさっくん先輩は低めに見えるけど今こうやって並んだらそれなりにあるな〜と思って」
「まあラウールとか目黒はバケモンだわな」
「…世界は俺中心に回ってるし俺が基準なんだよ」
「さすがです国王」
幼馴染二人に挟まれてなんか変な気分だけどこれもまた新鮮でいいな〜なんて思った。
家の前まで送ってもらってお礼を言うと渡辺に後でLINEすると言われ、とりあえずうなずいた。
渡辺がこういうこと言うの珍しいしなんか相談かな、と思って。
「じゃあ明日は部活ないしゆっくり勉強するんだよ、お二人さん」
「それ言うのは反則じゃない？」
「なにがよ。受験生なんだからしなきゃでしょ」
「まあそうなんだけどさ」
「はいはい言い訳しないよ〜。とにかくありがとね、じゃあね」
二人を見送って家に入る。
自分の部屋に入ってすぐタオルをつかんでお風呂に向かった。
シャワーを浴びてご飯も食べずにベッドにダイブした。
なんか疲れたな。
目を閉じたらすぐに夢の世界に飛び立った。
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雪野真哉(プロフ) - ななさん» リクエストありがとうございます！合宿編終わったら是非とも書かせていただきます！ (3月22日 20時) (
レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
なな - じゅりせんせいといちゃいちゃとかみたいです!! (3月22日 16時) (レス) @page16 id: 54b20791cc (このIDを非表示/違反報告)
雪野真哉(プロフ) - 小袖さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます♡これからも是非是非ニヤニヤして行ってください！わら (3月19日 23時) (レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
小袖(プロフ) - 面白いです！にやにやしながら読んでます(笑) (3月19日 22時) (レス) @page4 id: 85c8a13628 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪野真哉 | 作成日時：2024年3月19日 14時
