合宿#29 ページ33
ラウちゃんのお誘いのおかげで当初は予定してなかった花火大会(小規模)が開催された。
あ、もちろん私はちゃんと着替えました。怒られるんで。
まあ貸してもらう時に約束してたから線香花火しかできないんだけど。
「ねえねえ勝負しようよ！」
「Aに賛成！1番最後まで残った人が花火王ね！」
「俺が花火王だっ！」
「ねえ佐久間うるさ〜い」
「お、阿部ちゃんあざといぞ！あざとい警察出動します！」
あべべとさっくん先輩のやりとりの後、みんなでしゃがんで円になり、一斉に線香花火に火をつける。
「1番最初に落ちた人は花火王の言うこと聞くってことでいいの？」
「いいんじゃね？」
「んじゃあ俺はAちゃんにデートしてもらおっかな〜」
「黙れ深澤」
「おいなんでだよっ！」
「はい深澤脱落〜」
「うわあああああ！！！なんでだよおおおお！！！」
それからどんどん落ちていき、残るは私とめめ。
「お主なかなかやるのう。だが後輩だとて譲らぬ…」
「先輩それ何キャラなんすか」
「…極道…？」
「全然むいてないっすよ」
ケラケラ笑いながらもしぶとく生き残るめめ。
私も動かないように頑張っていたのに足が疲れてよろけてしまい、尻餅をついてしまった。
それと同時に落ちる火。
「あああああ！！！！」
「はい俺の勝ち〜」
「初代花火王、めめっ！」
「っっしゃごらぁ！！！」
めめはガッツポーズで立ち上がりドヤ顔をかましながら私を見下ろしてくる。
私はめめに下からガン飛ばした。
「クッソ…覚えていやがれ小僧…今回は負けてやったんだ、感謝しろ」
「負け犬ほどよく吠える…」
「おいなんか言ったか阿部」
「い、いやっ！何も！」
じゃあふっか先輩また今度飯奢りで。俺金ないから無理〜なんてやりとりをする最強&最弱の2人を先頭に各々別荘に戻っていく。
私はまあ…お察しの通り後片付け。
1人で自分のくらい自分でしやがれクソガキ共…なんてぼやいていると横に照が座り込んだ。
「どしたの」
「手伝いに来た」
「あら優しい。ありがとう。じゃあこのバケツ別荘の前まで持っていってくれる？」
「うん」
すぐ捨てたらダメなの？と不思議がっていたので危ないからね〜と説明するとそっかぁ〜といわもとひかるくん(5)が誕生した。
かわいい。
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雪野真哉(プロフ) - ななさん» リクエストありがとうございます！合宿編終わったら是非とも書かせていただきます！ (3月22日 20時) (
レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
なな - じゅりせんせいといちゃいちゃとかみたいです!! (3月22日 16時) (レス) @page16 id: 54b20791cc (このIDを非表示/違反報告)
雪野真哉(プロフ) - 小袖さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます♡これからも是非是非ニヤニヤして行ってください！わら (3月19日 23時) (レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
小袖(プロフ) - 面白いです！にやにやしながら読んでます(笑) (3月19日 22時) (レス) @page4 id: 85c8a13628 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪野真哉 | 作成日時：2024年3月19日 14時
