合宿#15 ページ19
漫画みたいな誰かが脱衣所のドア開けてきゃ〜えっち〜みたいなこともなく無事に入浴し終えて髪の毛を拭きながらみんなのところへ戻る。
「次お風呂行っていいよ〜」
「俺いく！俺！」
「え〜！ずるいやん！俺が行く！」
「なら俺が行く！」
2番風呂の争奪戦が始まってしまってめんどくさそうなので部屋に戻った。
ベッドの近くの床にドアに背を向けて座って持参のドライヤーで髪の毛を鼻歌混じりに乾かす。
「ねえ」
「うわあああ！！！！びっくりしたあああ！！！！」
鼻歌を歌いながらドライヤーをしていたせいで誰かが部屋に入ってきたのに気づけなくて声をかけられて叫んでしまった。しかも全然可愛くない声。
「ご、ごめん。驚かすつもりじゃなかったんだけど…」
そう言って焦っているのはあべべ。
何か用事があったのかとドライヤーを切ってあべべの方を向く。
「どしたの？」
「いや、ちょっとだけ話せないかななんて思って」
いい？と小首を傾げて尋ねる亮平。あざとい。
頷くと私の横に座った。
「なんかあったの？亮平から話したいなんて」
「あのね、ちょっと伝えたいことがあって」
「ほう。なんだね。部活やめるとか？だめよ？」
「いや、そんなことじゃないよ。でももしかしたらAは困っちゃうかもしれない」
「私が困る？まさか…お金か…？私は万年金欠だぞ…？貸せないよ？」
「そうじゃなくて。ん〜」
俺が考えてた通りにいかないなぁなんて頭を掻きながら視線を逸らし、また私を見た。
その目があまりにも真剣で目が逸らせなくなる。
「あのね。耳貸して」
私は何もせずにそこに座ってただけだけど。亮平は私の耳元で囁いた。
「みんなが寝た後、2人で抜け出そう」
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雪野真哉(プロフ) - ななさん» リクエストありがとうございます！合宿編終わったら是非とも書かせていただきます！ (3月22日 20時) (
レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
なな - じゅりせんせいといちゃいちゃとかみたいです!! (3月22日 16時) (レス) @page16 id: 54b20791cc (このIDを非表示/違反報告)
雪野真哉(プロフ) - 小袖さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます♡これからも是非是非ニヤニヤして行ってください！わら (3月19日 23時) (レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
小袖(プロフ) - 面白いです！にやにやしながら読んでます(笑) (3月19日 22時) (レス) @page4 id: 85c8a13628 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪野真哉 | 作成日時：2024年3月19日 14時
