合宿#10 ページ14
You side
それからどんどん話していって笑ったり突っ込んだりしてたら残すは深澤先輩と照と私だけになった。
時計を見ると話し始めてから早くも1時間は経っていた。
話よりも私たちの雑談の方が多いからこうなってるって分かってるんだけど夏休み、みんなで泊まり、いつのまにか用意されていたお菓子たちとテンションを上げるには十分すぎる要素が詰まっていた。
「ねえポテチもうないんだけど〜」
「…作る？」
「こっ、国王！そんなことさせられませぬ！私共従者がやらせていただきます！ね、さっくん先輩！」
「え、あ、お、おう！お任せくださいっ！」
「こいつらに作らせたらうるさそうだから辞めとこ」
渡辺になんか言われた気がするけど気にしない気にしない。
残り3人だけど絶対深澤先輩は面白いからな〜私たちがその後に話すのはハードルが高すぎる。
ということで勝手に私から話し始めます。
「これは…中学校の時でした…」
「待って俺じゃないの？」
「じゃあAの次は照が話しなよ」
「阿部ちゃん！？」
外野がうるさくてなかなか話せない。
さっきまでの子達みんなこんな感じだったのか。うん、ごめん。
「私生徒会長やってたって言ったじゃん？私本当に学校操って占部帝国なるものを作ろうとしてたんだけどさ。夢半ばで終わったのよ」
「え、途中まではできてたってこと？」
「うん。校則ちょっと変えて髪色含めて髪型自由にしたり〜制服のセーターとかも学校指定じゃなくて好きなのきていいよってしたりしてた」
「え、こわっ。なんでそれが許されたんだよ」
「全校生徒の前で“今は多様性の時代です！髪の毛、服装に個性を出さなくては時代に遅れてしまいます！”ってな感じのことを力説したら生徒全員から賛同が得られて」
「怖」
なんかみんな顔引き攣ってるけどどうした？
「それで最終目標は校則なくして文化祭とか体育祭とか全ての行事、それからクラス替えのクラスとかも私好みにカスタムしてやろう！で少しずつそれに向けて学校中を操作してたんだけどね、先生の1人が急に異常性に気づき始めて〜気づいたら元の校則とかに戻されてた。あと少しだったんだけどな〜」
「…ねえお願いだから政治家とかにならないでね。日本終わっちゃう」
「え」
みんな怯えた目で私のこと見ないでくれますか？
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雪野真哉(プロフ) - ななさん» リクエストありがとうございます！合宿編終わったら是非とも書かせていただきます！ (3月22日 20時) (
レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
なな - じゅりせんせいといちゃいちゃとかみたいです!! (3月22日 16時) (レス) @page16 id: 54b20791cc (このIDを非表示/違反報告)
雪野真哉(プロフ) - 小袖さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます♡これからも是非是非ニヤニヤして行ってください！わら (3月19日 23時) (レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
小袖(プロフ) - 面白いです！にやにやしながら読んでます(笑) (3月19日 22時) (レス) @page4 id: 85c8a13628 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪野真哉 | 作成日時：2024年3月19日 14時
