もちろん同担NGで【青】 (ページ49)

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元気になった康二は数時間私の部屋に居座ってずっと喋っていた。

しかもその話の内容は康二の部署内の話なので私には分からない。
でも楽しそうに話すので私はうんうんと聞いてるフリ。
康二には申し訳ないけどその間中頭にあるのは推し様にこの状況をどう説明するか。

『バレたなら別れよう』
なんて言われちゃったら私明日から生きてけないもん！
うわぁどうしよぉぉぉとぐるぐると考えてなんとか考えがまとまったあたりで康二がよし！と立ち上がる。
そしてほなまた来るわ！と元気に帰って行った康二を見送って推し様にLINEを入れる。

『推し様…康二にバレたかもしれません』

既読がついてすぐにかかってきた電話は推し様。

「はーい」
『お前どう言うこと？バレたって』
「なんか推し様がその…キスしてくれたの見てたみたいで…」
『まじか…やらかした…で、そいつ今どこいんの』
「帰りました〜」
『はあ！？じゃあバレた後何もしてねえの！？』
「いえ！付き合ってないって言いました！推し様との約束だったので」
『…ふーん』

ならいいや、と電話を切った推し様。
最後の方ちょっと不機嫌だったけどなんだったんだろう。
まあこれで明日以降も私の推し活ライフは楽しくなりそうです！

『A好きやで！』
『明日飲み行こ！奢るで！な！』
『A〜来週末デートしよーや！』

…まあ康二が一番の心配の種なんだけど…。