もちろん同担NGで【青】 (ページ18)

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「お前…オールするとか全っ然よくないからなっ！」
「はいっ、はいっ、ごもっともでございます…にしても先輩朝から神々しいです…その可愛い寝癖とか…」

朝目の下にあるクマを目撃した先輩に問い詰められて白状したところ怒られてしまった。
寝れるわけないじゃないか…なんて言えずにとりあえず謝りながらご飯を食べる。
まあご飯とは言ってもヨーグルトだけなのだが。
私も先輩も朝はあまり食べない派なのだ。

「お前とりあえずクマは隠せ」
「はい！もちろんでございます！こんなひっどい顔で先輩の下でお仕えなんてできません！」
「そういうことじゃなくて今日取引先との食事にお前連れて行くからさ」
「え！？私！？さすがに私はやめた方がいいんじゃないですかね！？深澤先輩とかの方が…」
「だって俺お前の教育係だもん。なんか社会経験だよ。うん」

2日連続で推し様とお食事できるのですね…私このままだったらきっと不幸のどん底に叩きつけられるようなことが起こりそうで怖いです。本当に。

「ほらさっさと食え。早くしないと準備できてないまま連れて行くからな」
「ああお待ちください推し様大天使様」
「まじでその呼び方なんとかしろよ」

その後なんだかんだ無事に家を出ることができ、先輩と電車に乗る。
朝はやはり混んでいて満員だった。
いつも歩きだったからこの満員電車のつらさ知らなかった…先輩もだけど康二とかなみちゃんも毎日これできてるのか。大変だな。