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「わ、私AAと申します！」
「あ、うん。知ってる」
「認知ありがとうございます！今日が命日なのでしょうか！きっとそうだと思います！」
「…」
「私、先輩のヲタクです！TO(トップオタク)やらせてもらってます！よろしくお願いします！」
「はあ…」
少し呆れている先輩だがそんなことは気にしない。
推し様とこんな近くで毎日会えるなんてどの神様に感謝すべきかはわからないけど感謝しかない。
ああ幸せ。もう明日私の命が尽きたって未練はない…いや、今命尽きたら渡辺先輩のヲタクできないじゃん。
それはダメだ。
1人で悶々と考え事をしていると渡辺先輩が私の目の前で手をブンブンと振った。
「え、うわ、お手振りファンサ…神よ…」
「何言ってんだよ。ほら仕事すんぞ」
「うわっかっこよ。好きっ」
「お前ずっとその調子で疲れねえ？」
呆れながらも私に仕事を教えてくれる渡辺先輩。
うわあいい匂いする〜と指綺麗とかそんなことばっかり考えながら話を聞く。
「はい。じゃあこれよろしく」
「渡辺先輩のためならなんでも！いくらでもさせていただきます！」
「はいはいありがとう」
そういう軽くあしらってくるところも含めてもう大好き！
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作者名：雪野真哉 | 作成日時：2024年3月15日 11時
