塩麹#2 ページ27
「深澤先輩〜」
「お、Aが3年の教室まで来んの珍しいね。どしたの」
「相談？」
「…！俺に任せろって！なんでも話してみろ！」
「うわ…めんどくせえモードだ…(ボソッ)」
「なんだとぉ？」
もう めんどくさくなってきたのでささっと状況説明。
それをわざとらしくうんうんと頷きながら聞く先輩。
なんかいい意見が得られそうにないなと察した。
「んでどう思う？」
「好きなんじゃね？」
「あべべと同じじゃねえか」
「いや〜それ以外考えれないんだよね〜。にしても康二見る目ねえな〜」
「なんだとこの野郎。顔面潰してバケモンにすんぞ」
「きゃ〜こわ〜い」
予想通り良い回答は得られず。
正直他の3年メンバーからも良い回答は得られない気がするのでもう1年生のところに行くしかなくなった。
「じゃあな深澤」
「おまっw時々呼び捨てすんの何なの〜」
「気分、気まぐれ、私の勝手。ぐっばい深澤」
「あ、こらまて！」
捕まりそうになったけどなんとか逃げ切れた。
「おいダンス部の野郎ども(略)」
と以前のように目黒を呼び出し聞き込みをする。
以前来た時より1年生は怖がったりしてなくてむしろあああの先輩か、みたいな顔して笑ってた。
「先輩マジでその呼び出し方怖いっす」
「あれ〜怖いの目黒きゅん。いっつも余裕ぶっこいてるのに〜」
「…先輩そういうとこ嫌いっす」
「あらありがとう」
「褒めてません」
「まあいい。君には康二くんのことについて聞こうと思う」
「あ〜あの付き纏いですか？」
付き纏いなんて思われてるのか、かわいそうにと思ったけどあながち間違いじゃないからな〜庇ってあげられない。
「あれ、先輩と仲良くなりたいらしいっすよ」
「え、仲良いと思ってたのにまだ仲良い部類じゃなかったのあれ」
「なんか岩本くんみたいに可愛がってほしいって言ってました」
「ああだからか、最近照みたいな髪型にしてきたよね」
なんだそんなことか。ならこのまま放置しておけば飽きて落ち着くだろう。
とりあえず目黒にあべべと深澤先輩から言われたことを告げてみる。
「なんかあべべと深澤先輩から好きなんじゃね？って言われたからどうしよう〜とか思ってたんだけど心配なさそうだね。安心した」
「そうですね、康二の方は心配しなくても良いかもですね。でも俺の方の心配はしないといけないかも」
「…は、」
「それじゃあ先輩。また放課後に」
また悩み事が増えた。
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雪野真哉(プロフ) - すのたんさん» コメントありがとうございます♪リクエストのお話書かせていただきました！またリクエストお待ちしております♡ (3月18日 10時) (
レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
すのたん - コメント失礼します。いつも楽しみに見ています！宜しければ、主人公ちゃんが体調を崩してみんなに看病されるお話がみたいです！これからも応援しています！ (3月17日 23時) (レス) @page37 id: 9a44466ec0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪野真哉 | 作成日時：2024年3月13日 16時
