検索窓
今日:28 hit、昨日:21 hit、合計:52,604 hit

バスケ事件#2 ページ21

体育館の扉の前で俺らは立ち止まった。




「…誰が開けるよ」
「ここは部長の照が…」
「何で俺!?いやここは最年長のふっかが…」
「ええ〜あえてのラウールでいいじゃん!」
「やだよ!」



やいのやいのと言っているとすっと扉の前に立つ人。



「だっ、舘さん…!」
「俺が行くよ」
「うはっ鼓膜が喜んでおりま〜す!」
「佐久間静かに!」



舘さんがスマートにばんっと扉を開く。


「たのもー」
「だっ、舘さん!?」
「ん?何?」
「いや流石に大胆すぎやしません?」



なんのことだというような顔をしているがこの人やってくれましたよ。本当に。



「え、何でいんの!?」



そして体育館の中で驚いているAと



「え、樹センじゃん!」
「お、何々。みんなも入る?」



まさかの樹センこと田中樹先生。
まあ確かにうちの学校の生徒が着用するジャージとほとんどそっくりなジャージ着てるし生徒と間違うのも無理ない。




「待って。本当に何でここにいるの?」
「お前が部活遅れるって誰にも伝えてないからだよ」
「え〜私照に樹先生のとこ行くって言わなかったっけ」
「え、あ、そういえば言ってたような…」




今回の騒動を起こした照は1週間差し入れのチョコをもらえないという罰を受けることになり、かなり落ち込んでいたが悪いのはお前だ。





「んでAはこんなとこで何してんの」
「ん?普通に1on1で樹先生と戦うの」
「知ってる?こいつ意外と強いんだぜ?」


ね〜なんて2人で顔合わせて言ってるけど樹セン、バスケ経験者だぜ?
現バスケ部の俺でも勝てたことねえのに。



「先に3回取ったら勝ちね〜」
「今日は負けないからね〜!」
「お、言ったな?」



そこから9人で見学してたけど結局買ったのはAだった。



「やった〜!勝った〜!」
「うわ〜ついに負けてしまった〜」
「じゃあ先生。また今度叙々苑デートね」
「待ってそれはやばい。俺財布の中身と職失う」




うはははとか笑ってるけどあいつ本当に何者なんだよ…。



この事件はバスケ事件として少しの間学校中で噂となり、Aにはさまざまな部活からスカウトが来たらしい。全部断ったらしいが。

テスト結果#1→←バスケ事件#1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (79 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
235人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , SixTONES
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

雪野真哉(プロフ) - すのたんさん» コメントありがとうございます♪リクエストのお話書かせていただきました!またリクエストお待ちしております♡ (3月18日 10時) (レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
すのたん - コメント失礼します。いつも楽しみに見ています!宜しければ、主人公ちゃんが体調を崩してみんなに看病されるお話がみたいです!これからも応援しています! (3月17日 23時) (レス) @page37 id: 9a44466ec0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雪野真哉 | 作成日時:2024年3月13日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。