お昼 ページ3
You side
お昼。私たち3人は机を引っ付けてご飯を一緒に食べる。
これは1年生の時からしていることでクラス替えで別々の教室になっても絶対に続けようと約束していたことだ。
「A今日のお弁当何？」
「今日はなんと2人が好きな唐揚げ入ってます」
「ちょうだい！」
「もちろん」
お弁当は一応自分で作っている。
お弁当が欲しい日、購買で何か買いたい日など気分がその日によって変わるためお母さんに頼んでこういった方式でさせてもらってる。
そのおかげか最近料理の楽しさに目覚め、朝から唐揚げをあげたりもしている。
「マジでこれうまいんだけど！」
「でしょ。自信作」
「あれ、うまそうなん食ってんじゃん。も〜らい」
「あ゛っ！」
咄嗟のことにかわいくない声が出てしまったがこれは仕方ない。
咄嗟のことがあるとかわいい声なんて出ないのだよ。
そしてこの声は、
「おい渡辺」
「おい俺先輩だぞ？」
「んなもん知ってるわ。勝手に唐揚げ食うな」
「占部のくせに生意気だぞ？」
「ああっ！？」
「A落ち着いて…」
教室なのも忘れていつも通り言い争いをしてしまうところだった。危ない危ない。
「んでなんでお前はここにいるんだよ渡辺」
「お前らに深澤か伝言だ。伝えに来てやったんだ。感謝しろ」
「…お前パシられてんのか…かわいそうに…」
「おい憐れむな。…阿部、照。おまえらもくすくす笑ってんじゃねえよ」
本当に賑やかな人だ。
「んで伝言って何よ」
「ん？ああ。『今日さ〜たぶん練習すんだよね〜。あの子たちに伝えてきて〜』だとよ」
「おま、翔太wお前さっきの深澤先輩の真似？w」
「待って流石にさっきのは似すぎっwあはっw」
「やだひーくんめっちゃ笑っててかわいい。結婚しよ♡」
「からかわないでよA〜」
「おいイチャイチャすんな。とにかく伝えたからな！」
手を振りながら教室を出ていく渡辺。
うるさいし唐揚げ盗られたしやれやれだぜ…
ん…？唐揚げ…？
「わぁたなべええええええ！！！！！」
「うおっ」
この後しっかり購買でメロンパン買わせました。
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雪野真哉(プロフ) - すのたんさん» コメントありがとうございます♪リクエストのお話書かせていただきました！またリクエストお待ちしております♡ (3月18日 10時) (
レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
すのたん - コメント失礼します。いつも楽しみに見ています！宜しければ、主人公ちゃんが体調を崩してみんなに看病されるお話がみたいです！これからも応援しています！ (3月17日 23時) (レス) @page37 id: 9a44466ec0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪野真哉 | 作成日時：2024年3月13日 16時
