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結局推し様の可愛さに敵わず、推し様が食べ終えるまで待つことになった。
隣で口いっぱいに頬張ってうまぁ…と呟いている推し様が可愛すぎて思わず動画回しそうになったけどもちろん回しませんでしたよ？隣でちょっと睨まれたので。
いやその目つき、もぐもぐしてる可愛すぎるお口のせいで全っ然怖くないですからね！？
「推し様可愛いですねぇ…眼福です…」
「俺可愛くないんだけど」
「私思うんですけど無自覚が1番タチ悪いと思うんですよね」
「私もそう思う〜」
「ですよね！…ってん？」
おじちゃんの声じゃなくて割と聞き覚えのある女性の声が聞こえて振り向く。
「白鳥さんだぁ！え、まさか白鳥さんも常連さんですか！？」
「いや〜私いつもはお弁当なんだけど今日はめんどくさかったから」
「お弁当！美味しそう！」
「お〜じゃあAちゃんのもまた今度作ってこようか！」
「え〜上司さんAちゃん来なくなったらうちの店廃れますって〜」
白鳥さんはおじちゃんとすぐ打ち解けて仲良くなっていた。
コミュ力すごっ。陽キャだ。コミュ力お化けだ。
「白鳥さんコミュ力えっぐいですね」
「Aちゃんもなかなかよ〜？部署移動してきて初日にヲタクやってます！なんて本人になかなか言わないわよ？」
「うっ…どうかお忘れください…」
「もうあの強烈な最初は一生忘れないと思う」
ね、渡辺と話しかけられた推し様はもぐもぐしながらうんうんと頷き、手を合わせた。
「ごちそうさまでしたぁ！」
「かわいい！なんかバブい！」
「んだそれ。じゃあA帰るぞ」
「はい喜んでっ！白鳥さんお先です！おじちゃん今日も美味しかったです！ご馳走様でした！」
おじちゃんと白鳥さんに見送られて2人で店を出る。
推し様は少し早歩きで私の前を歩く。
「推し様っ！推し様の足が長すぎるので私のような短足女には追いかけるの大変ですっ…」
「…」
「推し様ぁはやいですって〜」
推し様は早いというと逆に歩くのを早めてくる。
なんか子供の追いかけっこみたいになってしまったが普通に楽しかった。
会社の前についてやっといつも通りの速さで歩いてくれたので横に並ぶ。
「A」
「はいっ…はあ〜…疲れたぁ」
「なあ。あのさ、今夜空いてる？」
「ごめんなさいっ！今夜は前部署にいる親友ちゃんとご飯の約束してて…」
「…じゃあいいや」
推し様を断るなんてTO失格でしょうか…
いや、でも友達は大事にしたい主義なんですっ…！ごめんなさい！
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雪野真哉(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます！もちろんそのつもりで書いております！今後女上司さんはヒロインちゃんの良き理解者として発展させていけたらいいなと個人的には思っております！今後も是非楽しみにしていてください！ (3月28日 8時) (
レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 女の先輩はどうか邪魔者じゃなくずっと良い先輩でいて欲しい。ただでさえ向井くん問題や会社に内緒にしている問題が解決していないんだ、あるある展開にはならず素敵な先輩でいてください^ ^ (3月27日 21時) (レス) @page6 id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪野真哉 | 作成日時：2024年3月25日 19時
