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深澤先輩がくれた缶コーヒー片手に一息ついている後ろから机にマドレーヌが一個置かれた。
振り向くとそこには同じ部署のベテラン女上司、
「うわ、マドレーヌだぁ！これめっちゃ好きなんです！」
「ほんと？Aちゃんがさっき頑張ってたからつい差し入れしちゃった！」
「いいんですかぁ〜！？好きですっ！」
「それは渡辺じゃないのか」
「いえ！先輩は推し様です！白鳥さんはただただ好きです！愛してます！」
「あははあなたやっぱ面白いね〜。そうだ今夜は私の予定があるからあれだけど、明日の夜とか一緒に飲みに行く？」
「えええ！！！いいんですか！！！是非とも、是非ともお供させてください！！！」
「おっけーおっけー。じゃあまた明日2人でね」
手をひらりと振って自分のデスクに戻っていった白鳥さん。
もう大人の余裕が溢れ出てる、カッコ良すぎる。
私もあんな余裕が欲しい…
なんて思ってると目黒くんが私のところまで歩いてきた。
「A先輩」
「なんだね五反田少年」
「目黒です。これわかんないんすけど」
「それは君の教育担当に頼みなされ」
「え〜A先輩がいいっす」
「一応私もここの部署は今年からなのでわからないです。以上！」
「そこをなんとか」
そこをなんとかってどういうことだよ。
値段交渉じゃないんだから…
私もどうしようもないので隣のデスクの佐藤くんに押し付けて推し様にさっきの仕事の報告をしに行った。
なんか途中から見にきてたけど一応、一応ね！
別に話したいからとかそう言うわけじゃなくて！一応だから！
「推し様ぁ」
「ん？どした」
「あっ…さっきのん？だけで白米3杯いけます…誰か…白米を…」
「ここにはない。そしてうるさい」
「元気がいいってことですね！ありがとうございます！」
「…お前変にポジティブなのやめてくれ…」
推し様がなんか困ってたけどさっさと報告済ませてちょっと早いけど昼行ってこいと言われたのでちょっと近くの定食屋まで1人で行ってこようと思います！
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雪野真哉(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます！もちろんそのつもりで書いております！今後女上司さんはヒロインちゃんの良き理解者として発展させていけたらいいなと個人的には思っております！今後も是非楽しみにしていてください！ (3月28日 8時) (
レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 女の先輩はどうか邪魔者じゃなくずっと良い先輩でいて欲しい。ただでさえ向井くん問題や会社に内緒にしている問題が解決していないんだ、あるある展開にはならず素敵な先輩でいてください^ ^ (3月27日 21時) (レス) @page6 id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪野真哉 | 作成日時：2024年3月25日 19時
