51 ページ4
簡単なお仕事だっただけに自分に割り振られた仕事を早々に終わらせてしまい、することがなくなった。
あれ、思ったより私って仕事できるんじゃ…
バリキャリも夢じゃないってことですね！
いっぱいお金稼いで推し様に貢ぎますよ〜！！！！…貢ぐって何すればいいんでしょうね。お家買うとか？
「推し様推し様！！！」
「…なに？」
「なんか知らんけど今日の私、めっちゃ働き者だったみたいです！」
「…？はあ」
「もう仕事終わらせちゃいました！」
「早っ！え、まだ午前中だぞ？」
「褒めてくださいっ！」
「え、すご。えぐ。よ、よくがんばりました、？」
「もっとほめてほしいですううううう！！！！」
「…もう褒めねえ」
推し様にもっと褒めてもらえると思ったけど思ったよりもすぐ褒められるのは終わっちゃいました。
誠に残念です。
まあ…私はまだまだやれるって期待してくれてるんですよね！ね！(圧)
「てことで新しいお仕事くださいな〜」
「…じゃあまだ当分先でいいと思ってた頭を使う仕事を深澤から教えてもらってください」
「え〜！？推し様じゃないの！？」
「んだよ、俺もあれややこしいし頭こんがらがるから教えれねえんだよ」
「え、なにそれ。可愛いんですけど！？は！？なにそれ、養う、一生養うんで結婚します！？」
思わずヲタク丸出しで話してたら顔を真っ赤にして俯いてしまった推し様。
その様子を見てニヤニヤしてる周囲。
あれ、何この状況。私いつもこんな感じのこと言ってたじゃん。何で急にニヤニヤすんのさ。
「Aちゃん会社で求婚とか大胆〜」
「え、だって養いたいくらい可愛かったんですよ。深澤先輩は思わなかったんですか！？」
「全然？」
「え〜全然わかってないっすね！推し様は存在自体が可愛いし尊いんですよ。ええ」
「…A…もうやめて…」
「なべが限界らしいので仕事しましょうね〜」
深澤先輩は私のデスクまで背中を押しながら連れてきて座らせた。
「んじゃあ今から頭を使うお仕事を頭に叩き込みます」
「お、お手柔らかに！」
「それはAちゃん次第です」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 577人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪野真哉(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます！もちろんそのつもりで書いております！今後女上司さんはヒロインちゃんの良き理解者として発展させていけたらいいなと個人的には思っております！今後も是非楽しみにしていてください！ (3月28日 8時) (
レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 女の先輩はどうか邪魔者じゃなくずっと良い先輩でいて欲しい。ただでさえ向井くん問題や会社に内緒にしている問題が解決していないんだ、あるある展開にはならず素敵な先輩でいてください^ ^ (3月27日 21時) (レス) @page6 id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪野真哉 | 作成日時：2024年3月25日 19時
