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不機嫌すぎる推し様に着いて来いと言われまたUターンする。
いつもより歩くのが少し早い推し様に必死についていくといつもの使われていない会議室。
まあ察しはついてたけどさ。
推し様に続いて部屋に入ると推し様は鍵を閉めた。
「…おいA」
「はい」
「何あれ」
「えーと」
「浮気？」
「滅相もない！推し様以外を見るなんて一生ありえません！」
「じゃああれ何」
拗ねながらそう問う推し様のかわいさに叫びそうになるのをなんとか堪えてああなった経緯を話してみる。
もちろんそんなんで機嫌がよくなるわけもなく。
「なんで頭なでさせてんの」
「ええ…そんなこと言われましても…」
「撫でていいの俺だけ！わかった！？」
「ううっ…かわいい尊い…」
「返事は」
「はいっ…♡」
「…お前わかってないだろ」
「尊すぎてそれどころじゃないです…」
なんだそれと呆れつつも私の頭をわしゃわしゃとなでる推し様。
髪の毛ボサボサになるからやめていただきたいのですがっ！
いや、やっぱり最高のファンサ受けてるので辞めないでいただきたいです！
「じゃあ戻るか」
「戻るんですか？」
「戻らねえの？」
「戻っちゃうんですか…」
「んだよ」
「いや〜もうちょっと一緒にいたいなぁ…なんて、？」
「ふは、お前かわいすぎ」
推し様はにやけまくってる口元を隠しもせず私に抱き着く。
やっぱりいい匂いする…好きっ…
「推し様」
「ん？」
「今日金曜日じゃないけどおうち行ってもいいですか」
「なんで？」
「…やっぱりなんでもないですっ！」
「いや来いよ」
「いいんですかっ！？やったぁぁぁぁ！！！！！」
「うるさっ！耳元で叫ぶな！！！」
「すみません推し様っ！！！！！土下座します！！！」
「しなくていい」
「じゃあ切腹します」
「もっと重くなってんじゃん」
しばらく推し様に抱き着いていただいた後、二人で並んで部署まで帰った。
こころなしか少しだけ距離が近いような気がしたけど多分気のせい。
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雪野真哉(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます！もちろんそのつもりで書いております！今後女上司さんはヒロインちゃんの良き理解者として発展させていけたらいいなと個人的には思っております！今後も是非楽しみにしていてください！ (3月28日 8時) (
レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 女の先輩はどうか邪魔者じゃなくずっと良い先輩でいて欲しい。ただでさえ向井くん問題や会社に内緒にしている問題が解決していないんだ、あるある展開にはならず素敵な先輩でいてください^ ^ (3月27日 21時) (レス) @page6 id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪野真哉 | 作成日時：2024年3月25日 19時
