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「ただいま」
「おかえり〜これ勝手に食ってるよ〜」
「………」
家に帰ると私のために買ってきたお酒とポテチを開封して朝から一人で晩酌を始めていた。晩酌と言っていいのかはわからないけど。
「Aちゃんも一緒に飲もうよ〜」
「…何もう酔ってるの？」
「酔ってないよ〜ぜぇんぜん大丈夫〜おいで」
酔ってない、大丈夫。これを言う人は酔っていることがほとんどで彼も例外ではないだろう。
その印に彼はフラフラした足取りでどんどん私に近づいてきている。
変に抱きつかれたりしたら困るので逃げようとはするが少し下がったところで背中に壁が当たり逃げ場を失った。
「捕まえた」
そう言いながら軽くハグしてきた彼の頭を小突き私は冷蔵庫まで早歩きで逃げた。
おかしいのだ。
私がこんな漫画でしかありえないことを体験していることが。相手が漫画の中の人物であることが。
そして私の胸が異常なほどに早く脈打っていることが。
落ち着かない心臓に気づかないふりをして冷蔵庫から水のペットボトルを取り出し深澤辰哉に投げた。
落としかけたもののしっかりキャッチした彼は一気に水を飲み干した。
「Aちゃんお水ありがと〜」
「いやそれは別にいいんですけど朝の話の続きしましょうよ」
「朝の話？」
「あなたはどこから何のためにここに来たの？どうやって家の中に入ってきたの？なぜ私のことを知っているの？結婚って何、どいういこと？てかそもそも本当に深澤辰哉なの？」
「お〜めっちゃ早口」
噛まないのすげえねとヘラヘラしている彼を表情を崩さずに見つめたまま話を続ける。
「私は場合によっては警察に通報とか色々考えてます。あなたの返事次第です。そこは理解していただけますか？」
無言で頷く彼にじゃあ詳しくお願いしますねと声をかける。
「そうだなぁ。まず何から話そうか」
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雪野真哉(プロフ) - ずっきーにさん» 初めまして〜！ちょっと他の方とは違った話で楽しんでいただきたいと思ってるのでそう言っていただけて嬉しいです♡ (3月9日 15時) (
レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
ずっきーに(プロフ) - はじめまして！漫画から出てくるという他にない設定で面白いです！引き続き更新楽しみにしてますー！ (3月9日 14時) (レス) id: 386b7f6774 (このIDを非表示/違反報告)
雪野真哉(プロフ) - あたりんさん» ありがとうございます♡読みにくいとは思いますがこれからもどうぞよろしくお願いします！ (3月9日 12時) (レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです！！続きが気になります！試験頑張ってください！！ (3月9日 11時) (レス) id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪野真哉 | 作成日時：2024年3月5日 18時
