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「そういえばさぁ服がないんだよね。なんかない？」
「生憎女物しかないです」
「じゃあそれでいいよ〜」
「そうはさせるか」
仕方がないので適当に見繕ってくることにした。
俺もいく！と言って聞かない彼にお前は逮捕されたいのか？となだめて留守番をさせ、家を出た。
「いらっしゃいませ〜あ、Aじゃん！」
「よ」
私の高校の時の同級生佐久間大介が経営してるこのお店は、割と朝早くからやっている。その分店が閉まるのは午後4時と早くその理由はアニメが見たいかららしい。すごい理由である。
「マジで久しぶり！元気してた？」
「佐久間も元気そうじゃん」
「そうなんだよ〜最近もコミケに行ってきて〜！」
「そっか〜楽しそうでなにより」
アニヲタである彼は仲がいい人には誰彼構わずこうやってヲタ話をはじめる。
割と面白くて何回かおすすめされたアニメも見たがハズレがないのがすごい。
「てかうちの店来るの珍しいけどどうしたの」
「ちょっとメンズ系の服3セットくらいちょうだい」
「何ヒモでも拾ったの？」
「あながち間違いではない」
そう、あながち間違いではないのだ。ご飯を買い与えたり服を買い与えたり明らかにヒモになりかけているのだ。
「え〜なんかあったら相談してよ〜？」
「ありがと」
そして佐久間が選んでくれた私服3セットと一応パジャマを買った。
なかなか痛い出費ではあるが貯金を少し切り崩せば暮らせないこともない。
また連絡するね〜と人懐っこく手を振る彼に手を振りかえし私は帰路についた。
とりあえず家に帰ったら彼を問い詰めて色々と話を聞くことが最優先だ。
場合によっては追い出すことも検討しなければいけない。
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雪野真哉(プロフ) - ずっきーにさん» 初めまして〜！ちょっと他の方とは違った話で楽しんでいただきたいと思ってるのでそう言っていただけて嬉しいです♡ (3月9日 15時) (
レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
ずっきーに(プロフ) - はじめまして！漫画から出てくるという他にない設定で面白いです！引き続き更新楽しみにしてますー！ (3月9日 14時) (レス) id: 386b7f6774 (このIDを非表示/違反報告)
雪野真哉(プロフ) - あたりんさん» ありがとうございます♡読みにくいとは思いますがこれからもどうぞよろしくお願いします！ (3月9日 12時) (レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです！！続きが気になります！試験頑張ってください！！ (3月9日 11時) (レス) id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪野真哉 | 作成日時：2024年3月5日 18時
