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海について運転手さんに１万円札と5000円を押し付けてタクシーを飛び出した。
海のどこら辺にいるかはわからないけどとにかく探すしかない。
見る限り自分の目の届く範囲ではないみたいなので砂浜まで降りて探すことにした。
暴走族の人が引き留めてくれてるとか言ってたし見つからないわけはない、と思いながら走ろうとするも砂に足を取られてうまく走れない。
ただ一応裸足に近い状態なので割と走れているのかな。
「うわ、あれじゃない、？」
少し走っていると数人が溜まって大きい声で何かを言い合っているところを見つけた。
近づくと少し柄の悪いお兄さんたちに囲まれた翔太がいた。
「あの、」
「ん？どうしたのお姉さん。ここは危ないよ。あっち行っときな？」
「えっと、その、」
「まあとりあえず落ち着いて」
息が上がっているのを一旦落ち着けてもう一度話す。
もちろん怖いので顔は見ずに。
「あの、ここでこの人ともう1人、男の子がいませんでしたか？この人より少し背が高い人なんですけど、」
「あ、あの子の知り合い？よかった。佐久間から来るって聞いてたから」
「今、辰哉は…男の子はどこにいますか？」
「んっとね〜すぐ近くの病院。結構怪我してたから」
やっぱり翔太は辰哉に手を出していた。しかも病院に連れて行かなければならないほどの。
本当に辰哉に合わせる顔がない。けど行かなきゃ。
「あの、その病院に、」
「A！ねえこの人たち誰！？ねえ助けてよ！」
翔太がこっちに近づいて来ようとしたのを金髪のすごい背が高い人が止めてくれて翔太が何か喚いていたけどそれを無視して私は病院に行くことにした。
茶髪の優しそうな男の人がバイクを出してくれて後ろに乗んなとヘルメットを渡してくれた。
「ねえ。お姉さん佐久間くんとどういう関係なの？」
「え？普通に高校の同級生、ですかね」
「ふーん」
あっちから聞いてきたくせに興味なさげな反応をされて少しムッとしていると早く掴まれと言われ風を少し掴んだ。
「…あんた振り落とされたいの？」
「え、」
「頭から落ちるよ。そんな捕まり方じゃ。しっかり腰に手回せ」
さすがに頭から落ちたくはないので捕まったらバイクを急に走らせた。
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雪野真哉(プロフ) - ずっきーにさん» 初めまして〜！ちょっと他の方とは違った話で楽しんでいただきたいと思ってるのでそう言っていただけて嬉しいです♡ (3月9日 15時) (
レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
ずっきーに(プロフ) - はじめまして！漫画から出てくるという他にない設定で面白いです！引き続き更新楽しみにしてますー！ (3月9日 14時) (レス) id: 386b7f6774 (このIDを非表示/違反報告)
雪野真哉(プロフ) - あたりんさん» ありがとうございます♡読みにくいとは思いますがこれからもどうぞよろしくお願いします！ (3月9日 12時) (レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです！！続きが気になります！試験頑張ってください！！ (3月9日 11時) (レス) id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪野真哉 | 作成日時：2024年3月5日 18時
