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私のせいだ。
朝、翔太が言っていたあれを、伝えなかったから何も知らない辰哉は…
「ごめ、ごめんなさい、」
後から後から流れてくる涙を手で拭う気力も残ってないほどにつらくて、悲しくて、何より申し訳なくて。
でも泣いているだけではどうもならないので探しに行こうと立ち上がる。
分かってる。この脚じゃあ遠くまではいけないし行けても見つかるとは限らない。
翔太のことだしここら辺では何もできないはずなのだ。
するなら例えば海とか森の中とかそういう広くてでも今の少し寒い時期にはあまり人が来ないところ…
「…海、？」
まさか。
いや、さすがにないと思いたいけどでも…あの翔太の声のトーン。あれはかなり怒っている声だった。
もし、私たちが別れる前に最後にデートに行った場所…海で翔太が思い出を違う形で塗り替えようとしているとしたら。
私はすぐに家を飛び出した。
翔太が企むことが誰にとっても取り返しのつかない最悪な思い出になる前に。
タクシーを捕まえて海の名前を告げる。できるだけ急ぐように頼んで大介に電話をかけた。
「もしもし大介！私、」
『A！見つかったかもしれない！さっき俺の仲間から電話あった！海！今すぐ行って！』
「私もそこかと思ってタクシー乗ったところ！」
『とりあえず今あいつらが元カレ君止めてくれてるみたいだから！俺もすぐ向かう！あとAの靴らしき靴が脱ぎ捨ててあるのも見つけたからそれも持っていく！』
なんで私の勘は当たってしまったのだろうか。
翔太が何かしたんじゃなくて、辰哉が1人でふらふら歩いてただけなら、どんなに良かっただろうか。
「ごめんなさい…」
私のせいで、本当にごめん。
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雪野真哉(プロフ) - ずっきーにさん» 初めまして〜！ちょっと他の方とは違った話で楽しんでいただきたいと思ってるのでそう言っていただけて嬉しいです♡ (3月9日 15時) (
レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
ずっきーに(プロフ) - はじめまして！漫画から出てくるという他にない設定で面白いです！引き続き更新楽しみにしてますー！ (3月9日 14時) (レス) id: 386b7f6774 (このIDを非表示/違反報告)
雪野真哉(プロフ) - あたりんさん» ありがとうございます♡読みにくいとは思いますがこれからもどうぞよろしくお願いします！ (3月9日 12時) (レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです！！続きが気になります！試験頑張ってください！！ (3月9日 11時) (レス) id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪野真哉 | 作成日時：2024年3月5日 18時
