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どうしようと思ってるかなんて聞かれても私は無視する以外何もできないし…
「別に…このままでいるんじゃないかな。私じゃどうしようもできないもん」
「でも、またこんなことがあるかもよ？」
「そうだよね…」
やはりまた同じように彼に手を掴まれるまでのことがあれば、私は今度こそメンタルが完全にやられてダメになる気もする。
早いところ何か対策を立てる必要がある。
「…俺、会社まで迎えに行こうか？」
「いや、そんなの悪いし、」
「一応Aちゃんは俺の未来のお嫁さんなのよ。わかる？」
「…嫁？」
この人は何を言ってるんだろうか。私は嫁になるなんて一言も言っていない。
この後すぐ呼ばれて診察室に行くといい歳してこんな怪我するなんて何したの？と呆れられてしまった。
とりあえずで怪我の処置をしてもらい、様子見をすることになったのでお金を払ってそのまま帰宅。
またタクシーを呼ぼうとしたのだが辰哉が
「ちょっとゆっくり話したいことあるし俺がおんぶして帰る」
と言って聞かないのでおんぶされてあげることにした。
大介よりも少し大きいはずのその背中はどこか頼りなくて､でもあったかくて。居心地が良かった。
「…あのさ、佐久間との関係、解消しようと思ってるんだ」
「…そっか。俺的にはその方が嬉しいけどなんで急に？」
「…彼を苦しめてるかなって思って」
「…そっか」
歩き始めても何も会話がなくてとりあえず私から会話を振ってみる。
少しそっけないような返事が返ってきてどこかいつもの彼と違う気がした。
「あとね、さっき言ってた話なんだけどね」
「さっき？」
「辰哉が私の会社まで迎えにきてくれるってやつ」
「ああ、あれは別に本気にしなくても…」
「あれ、お願いしようかなって」
「え、いいの？」
「うん。むしろすごいお願いしたい」
そういうと彼は急に立ち止まった。
「どしたの？」
「…いや、これはさ、俺からのお願いになるんだけど、聞いてもらってもいい？」
まあ私だけお願いをするのも何か変な気がするので聞くだけ聞いてみる。
「あのさ、」
ああ、やっぱり私。最近あまりにも
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雪野真哉(プロフ) - ずっきーにさん» 初めまして〜！ちょっと他の方とは違った話で楽しんでいただきたいと思ってるのでそう言っていただけて嬉しいです♡ (3月9日 15時) (
レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
ずっきーに(プロフ) - はじめまして！漫画から出てくるという他にない設定で面白いです！引き続き更新楽しみにしてますー！ (3月9日 14時) (レス) id: 386b7f6774 (このIDを非表示/違反報告)
雪野真哉(プロフ) - あたりんさん» ありがとうございます♡読みにくいとは思いますがこれからもどうぞよろしくお願いします！ (3月9日 12時) (レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです！！続きが気になります！試験頑張ってください！！ (3月9日 11時) (レス) id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪野真哉 | 作成日時：2024年3月5日 18時
