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「今日ね、元カレ…翔太に会ったの。会社の前で。
でも翔太は私を待っていたんじゃなくて私の後輩の佐伯さんを待っていた。付き合ってるんだって、あの2人。まあ美男美女でお似合いだよね」
「それでね、私が翔太の横を通り過ぎようとしたら待ってって腕掴まれて、もう話すことはない、佐伯さんがいるでしょって言ったの。そしたら、なんか言いかけて、でもそれ聞かずに走って逃げてきた」
「なんか、ききたくなかった。聞いたらダメな気がした。聞いてしまったら私、きっと彼に同情して彼と一緒にいようとする。それじゃダメだと思う。お互いに」
「でも…これでよかったのかなぁ。あの話を聞いてたら何か変わったのかもしれない。聞いとけばよかったかなぁ」
途中で一呼吸おきながら今思っていることをぶちまけた。あくまで独り言として。
「俺的には聞かずにここに戻ってきてくれたのすげえ嬉しいけどAちゃんは結局どうしたい？」
「私が？」
「うん。ヨリを戻したいのかこのまま彼を忘れる方向で仕事一筋でいくのか。それとも俺と過ごすか」
「私…は…」
翔太ともう一度付き合ったら幸せになれるの？でもそれって辰哉とか佐伯さんとかいろんな人を裏切ることになるよね？
逆にここで辰哉と付き合って結婚することで幸せになれるの？でもそれは辰哉を利用していることになるのではないか？
じゃあ誰とも付き合ったりせず仕事だけで生きていくか？これが1番平和な気もするがほんとにそれでいいの？
「私、翔太とはヨリを戻さないと思う」
「うん」
「でも仕事人間にはなりたくない」
「うん」
「けど辰哉と結婚っていうのもなんかしっくりこない」
「うん」
「だから提案なんだけど一回普通に一回私他の人と付き合ってみるのはどうだろう」
「…ん？」
今いる人じゃなくて他の誰かと付き合ってみる。そしたら見える世界が変わるのではないかと思った。
「え、待ってこれなんかおかしい」
「え？なにが？」
「どう考えても俺選ぶ展開だったじゃん！」
「少女漫画ならそうかも…？」
ぎゃんぎゃんわめく彼をよそに私はベランダに出てある人に電話をかけた。
「もしもし。今大丈夫？」
『どうしたの？A』
「実はお願いがあってさ。無理言ってるのはわかってるんだけどちょっとだけ協力して欲しい」
『俺にできることなら』
「私と付き合ってくれない？」
『…は？』
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雪野真哉(プロフ) - ずっきーにさん» 初めまして〜！ちょっと他の方とは違った話で楽しんでいただきたいと思ってるのでそう言っていただけて嬉しいです♡ (3月9日 15時) (
レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
ずっきーに(プロフ) - はじめまして！漫画から出てくるという他にない設定で面白いです！引き続き更新楽しみにしてますー！ (3月9日 14時) (レス) id: 386b7f6774 (このIDを非表示/違反報告)
雪野真哉(プロフ) - あたりんさん» ありがとうございます♡読みにくいとは思いますがこれからもどうぞよろしくお願いします！ (3月9日 12時) (レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです！！続きが気になります！試験頑張ってください！！ (3月9日 11時) (レス) id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪野真哉 | 作成日時：2024年3月5日 18時
