【ヒロアカ】月下美人は空を見せたい2 (ページ9)

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48話ページ9

みんなが唖然としている中、1人飛び出したのは、轟焦凍。

そして

パキパキッッ

仮想敵が、音を立てて凍った。

生徒「あいつがとめたぞ！！あの隙間だ！通れる！」

轟「やめとけ。不安定な体勢ん時に凍らしたから・・・倒れるぞ」

CRAAAAAAAASH！！

「マジか・・・取り敢えず______気象操作“風”！！」

個性で風を起こし、その勢いを利用して上空へ。

「下を通らないなら、上だ！」

すると、隣から聞こえてくるのは爆発音。

もしやと思って横目で見ると

爆「俺の前を行くんじゃねぇ！！スコール女ぁぁぁぁ！！」

「げっ、かっちゃん・・・」

さらに後ろから来るのは、瀬呂範太に常闇踏陰。

そのほかにもA組の面々が、各々突破口を見つけて攻略していっていた。

「負けてらんない！」

《オイオイ、第一関門チョロイってよ！！んじゃ第二はどうさ！？落ちればアウト！！それが嫌なら這いずりな！！ザ・フォーーーール！！！》

「もう訳す気も失せるほど単純明快なネーミングセンス」

梅「大げさな綱渡りね」

やはりこの障害物に相性がいいのは梅雨ちゃん。

私はどうしたものか。

さっきのように風で乗り切るのもいいが、それは危険だ。なぜなら、私の起こす風は短時間のものであり、この大きな谷を乗り越えるだけの長時間、継続することはできないからだ。

仮にかっちゃんのように連続で風を起こしたとしても、連続させる隙間隙間で落ちる可能性もある。

そもそも、自分の個性の本質は気象操作。一箇所に風を起こして自身のみを浮かせるというのは結構体力を使うものなのだ。途中で限界が来ても危険だ。

なら・・・

「筋力の見せ所っ！！」

綱を両手でつかみ、ぶら下がる。

そしてそのまま雲梯の要領で前へと進んでいった。

《おっと！？A組、相澤A！先ほどのように風で乗り切るかと思いきや、なんと自力で移動を始めた！！

_________にしても、女子高生にしてはなかなかの体力と筋力！！

日頃から鍛えてるんだろうな！

こいつぁシヴィーッッ！！》

「いよっしゃぁぁぁぁ！！やりきったぞ！」

なんとか個性を使わずに移動しきった。

思ったよりも体力の消耗は少ない。

だが、次が問題だ。

《そして早くも最終関門！！かくしてその実態は______一面地雷原！！！怒りのアフガンだ！！地雷の位置はよく見りゃ分かる仕様になってんぞ！！目と脚酷使しろ！！》

「じ、地雷・・・！？あっ、でも、地雷って機械だよね。なら・・・」