【ヒロアカ】月下美人は空を見せたい2 (ページ8)

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47話ページ8

「だあから、私はスコール女じゃないって何回言ったら分かるのさ！！」

爆「スコール女はスコール女だろぉが！」

クイッ

ん？中指・・・？

「中指を立てるんじゃない！！ヒーロー志す奴のすることじゃないっしょ！」

ミ「取り敢えず、爆豪くん、列に戻って____さーて、それじゃあ、早速第一種目行きましょう！いわゆる予選よ！毎年ここで多くのものが涙を飲むわ！！さて運命の第一種目！！今年は・・・コレ！！」

「障害物競走・・・？普通の障害物は用意してなさそう。こわっ」

ミ「計11クラスでの総当たりレースよ！コースはこのスタジアムの外周約4km！我が校は自由さが売り文句！ウフフフ・・・コースさえ守れば何をしたって構わないわ！」

「香山さん、なんでそんなに嬉しそうに笑うわけ・・・鳥肌立ったよ」

三「私も・・・なんか寒気が・・・」

ミ「さあさあ位置につきまくりなさい・・・」

ゲートのランプが３つ光り、１つずつ消えていく。

そして

最後のランプが消えた。

ミ「スターーーーーーーーーート！！」

「んぐっ！！せっま！まさかここが________最初のふるいか！」

ピシッ

「！？」

わずかに空気の変化を感じた。

特訓のおかげで、個性上、空気の流れや空気中の水蒸気などのわずかな変化にも気づくことができるようになったのだ。

「この感じ・・・氷か！」

つまり、轟くんだ。反射的に、風で自身を浮かせた。

その直後

パキパキパキ

地面が凍った。

「やっぱり！よし、このまま____」

浮いた状態で、風をフル稼働させてみんなの頭上を通り越し、前方へ。

八「甘いわ轟さん！」

爆「そう上手くいかせねえよ半分野郎！！」

さすが。クラスメイトは全員よけていた。

轟「クラス連中は当然として、思ったよりよけられたな・・・」

「げっ」

当然って言ったよあいつ。しかも、思ったより(・・・・・)よけられたって・・・

「レベルの差を見せつけられた気分だ・・・でもまだまだ、こっから追い抜いて________」

ガコンッ

“ターゲット・・・大量！”

ソレを見た瞬間、多くの者が目を見開いた。

私も当然。

「入試の____仮想敵っ！！？」

《さぁいきなり障害物だ！！まずは手始め・・・第一関門ロボ・インフェルノ！！」

「直訳でロボット地獄・・・って、そうじゃない！！ロボットが障害物ってアリ！？障害物が動いてしかも襲ってくる障害物競走なんて聞いたことないよ・・・」