【ヒロアカ】月下美人は空を見せたい2 (ページ3)

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42話ページ3

塚「役に立てなくて、申し訳ないね」

「いえ、こちらこそ、こんなにも長い間探していただき、本当にありがとうございます」

本当なら、とうに打ち切りにされていてもおかしくない捜査だった。でも消にいや香山さんたちが、そこをなんとか、と言ってここまで引き伸ばしてくれている。

心の底から、ありがたいと思った。

翌日は臨時休校となり、そのまた翌日。

飯「皆ー！！朝のHRが始まる、席につけー！！」

瀬「ついてるよ。ついてねーのおめーだけだ」

「張り切ってるね、飯田くん・・・ププッ」

ガラッ

相「お早う」

「復帰早っっ」

飯「先生、無事だったのですね！！」

お茶「無事言うんかなぁアレ・・・」

「お茶子、それ多分突っ込んじゃいけないやつ」

お茶「暗黙のルールってやつやね(キラキラ」

「そんなキラキラした目で見つめられても・・・」

相「俺の安否はどうでも良い。何よりまだ戦いは終わってねぇ。______雄英体育祭が迫ってる！」

「「「「クソ学校っぽいの来たあああ！！」」」」

「はい」

相「ん、A」

「敵に侵入されたばかりなのに大丈夫なんですか？」

相「逆に開催することで、雄英の危機管理体制が盤石だと示す・・・って考えらしい。警備は例年の5倍に強化するそうだ。何より、雄英(ウチ)の体育祭は・・・最大のチャンス」

「なるほど」

峰「いや、そこは中止しよう？」

相「ウチの体育祭は日本のビッグイベントの１つ！！」

八「当然、全国のトップヒーローも観ますのよ。スカウト目的でね！」

相「当然、名のあるヒーロー事務所に入った方が経験値も話題性も高くなる。時間は有限。プロに見込まれればその場で将来が拓けるわけだ。____年に一回・・・計3回だけのチャンス。ヒーロー志すなら絶対外せないイベントだ！」

切「そいやあ、相澤先生はなんでAのこと名前呼びなんだ？」

相「名字が同じでややこしい」

切「なるほど」

______昼休み

切「あんなことはあったけど・・・なんだかんだテンション上がるなオイ！！」

飯「ヒーローになる為在籍しているのだから、燃えるのは当然だろう！？」

「皆ノリノリ・・・勢いが怖いなぁ。まあ私もテンション上がるけどね」

そんな私たちに近づく影。

お茶「デクくん飯田くんAちゃん・・・頑張ろうね体育祭」

「おおおお茶子！？顔！！顔がアレだよ！？」

お茶「皆！！私！！頑張る！」

「お、おーー？」

取り敢えずお茶子とともに腕を突き上げた私だった。