【ヒロアカ】月下美人は空を見せたい2 (ページ13)

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52話ページ13

ミ「15分経ったわ。それじゃあいよいよ始めるわよ」

《さァ上げてけ関の声！！血で血を洗う雄英の合戦が今！！狼煙を上げる！！！！》

出「麗日さん！！」

お茶「っはい！！」

出「発目さん！！」

発「フフフ！！！

出「常闇くん！！」

常「ああ・・・」

出「Aちゃん！！」

「はいよっ！」

出「よろしく！！！」

出久が連れてきたのは常闇くんだった。

「んん？ってことは、このチームが5人組ってことになるのか・・・」

出「うん。その分Pが高くなって狙われやすくなるけど、もともと僕のPが狙われやすいから、人手は多い方が良いかなと・・・

それに常闇くんは、僕らの騎馬に足りない“防御力”を補える。

5人っていう大人数となると、Pが高くなるから、狙われることを恐れてみんなだいたい4人で組んでる。

なら、僕たちで5人組の騎馬を組んでしまえばいいと思ったんだ」

「なるほどね。高いPを取られないようにするため、人数で勝負すると」

「って言っても、まさか全員で狙いに来るとは思わなかった！！」

常「いきなりの襲来とはな・・・まず2組。追われし者の宿命・・・選択しろ緑谷！」

「常闇くん言葉のチョイスがカッコいい」

出「もちろん！！逃げの一手！！！」

Pを守ることに徹するため、逃げを選択した出久。

しかし、逃げようとすると、足元が急に不安定になった。

騎馬の後ろを担当していたAがヒョコッと顔を出して前方を伺うと、B組の男子の足元から地面が柔らかくなっていた。

出「沈んでる！あの人の個性か！麗日さん、発目さん、Aちゃん！！

顔避けて！！」

そういうが早いか、出久は発目さんから貸してもらったサポート具で飛んだ。

そこに響香ちゃんのイヤホンが飛んでくるが、常闇くんのダークシャドウがすぐさま防御した。

お茶「着地するよ！！Aちゃん、合わせて！」

「ほいきたっ！！」

ボワッッ

お茶子以外を浮かして総重量はお茶子＋装備や衣類分のみ。

さらにそこに、Aの個性で風を起こして機動性アップとお茶子がみんなを浮かせるのをサポートする。

「タイミングばっちりだったね、お茶子」

お茶「うん！やっぱ仲ええ人と組んだ方が、息が合うからええわ～」

《さ～～～～まだ2分も経ってねえが、早くも混戦混戦！！

各所でハチマキ奪い合い！！

100万を狙わず2位～4位狙いってのも悪くねぇ！！》

「おっ、私たち狙いの人が少し減ったみたいだね」