【ヒロアカ】月下美人は空を見せたい2 (ページ12)

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51話ページ12

お茶「Aちゃん！一緒に騎馬組まへん？」

「お茶子！？え、いいの？？」

お茶「もちろん！あ、先にメンバーとして、デクくんと発目さんがいるんやけど・・・それで良かったら」

「良い良い！！ぜんっぜん平気！ってか、出久も組んでくれる人なかなか見つからなかったんだね・・・」

出「うん・・・えっ、“も”ってことはAちゃんも！？」

「そーなんだよ。なんでだろね」

お茶「みんなAちゃんの凄さを分かっとらんのよ！騎馬戦で個性が役に立つかどうかも考えとるやろからね。

でもうちは、Aちゃんの個性、騎馬戦でも十分に活きると思うよ！」

「もー、お茶子大好きだぁ！ありがと！」

お茶子とワイワイしていると、もう1人の騎馬戦メンバーが話しかけてきた。

発「初めまして！私はサポート科の発目明です！

あなたは天候操作の個性ですね！先ほどの障害物競走で見ていましたよ！

きっとあなたにピッタリなベイビーが見つかりますよ！！」

「え、ベイビー・・・？」

話の内容からして、おそらくサポート科のこの子が開発した装備のことだろう。

それにしても、サポート科がメンバーにいるだけで、サポート具が使えるのだから、大きなメリットだ。

「すごいねそれ！！私はヒーロー科の相澤A。よろしくね。

んー、それじゃあ、個性で雨を降らせたり雷を落としたりするときに、一点に集中させるのをサポートできるベイビーはある？」

発「一点集中ですか・・・あっ、それならこれなんてどうです？」

試しに聞いてみると、なにやら考え込んだ後にガサゴソとバッグを探り出した。

そして取り出したのは、水色の腕輪のようなもの。

発「これは、手から個性を出すイメージを持って個性を使用する人向けに作ったものです！

障害物競走でのあなたを見る限り、どうやら個性使用時に手を動かしているようでした。ですのでこのどっカワイイベイビーが合うのではと！」

そう言って腕輪を差し出してくる。

発「さ、腕にはめて見てください！」

「すごいね、ありがとう」

右腕に腕輪を通す。

近くで見ると、デザインもシンプルに白い蔦のような模様で、とても気に入った。

「これ、素敵だね。デザインもシンプルだし」

発「気に入ってもらえて良かったです！！」

発目さんからサポート具についてや使い方の説明を受けていると、どこかへ行っていた出久が戻ってきた。

「おっ、お帰り出久。どこ行ってたの・・・って、アレ？」

もう1人のメンバーを連れて。