【ヒロアカ】月下美人は空を見せたい2 (ページ11)

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50話ページ11

ミ「なんと42位が同時に2人ゴール！ってことで、43人通過になるわ！これは予想外ね・・・」

ミッドナイトの言葉に、会場がざわつく。

ミ「さーて気を取り直して、第二種目よ！！第二種目は________コレよ！！！！」

ミッドナイトの示した先にバーンと映し出された文字は・・・

「き、騎馬戦！？グループ戦じゃん！」

ミ「参加者は基本2～4人のチームを自由に組んで騎馬を作ってもらうわ！でも今回は43人だから、1チームだけ5人で組むのを許すわよ！基本は普通の騎馬戦と同じルールだけど1つ違うのが・・・」

と、そこまでミッドナイトが言いかけたところで、生徒たちが「先ほどの結果でPが割り当てられる」だの、「組み合わせによって騎馬のPが違ってくる」だのと自己完結していた。

それを見たミッドナイトは鞭をピシャンと鳴らす。

ミ「あんたら私が喋ってんのにすぐ言うね！！！ええそうよ！！そして与えられるPは下から5ずつ！1位に与えられるPは________
1000万！！上位のやつほど狙われちゃう、下克上サバイバルよ！！！」

「私は2位だから、205Pか・・・ん？1000万！？はぁ！？」

自分のPを計算するのに集中していて、出久が1000万Pを与えられたことに対する反応が遅れた。

(それにしても、下克上サバイバルか・・・むしろPが高い騎馬を組んで、守ったほうが得策な気もするけどね。Pが高いってことは障害物競走で結果を出してるんだし)

まあその分狙われやすくもなるけどね、と心の中で付け足す。

ミ「制限時間は15分。振り当てられたPの合計が騎馬のPとなり、騎手はそのP数が表示されたハチマキを装着！

終了までにハチマキを奪い合い、保持Pを競うのよ。取ったハチマキは首から上に巻くこと。

そして重要なのは、ハチマキを取られても、また、騎馬が崩れてもアウトにはならないってところ！

個性発動アリの残虐ファイト！でも・・・あくまで騎馬戦！！

悪質な崩し目的での攻撃等はレッドカード！

一発退場とします！

それじゃ、これより15分！チーム決めの交渉タイムスタートよ！」

「「「「「「「「15分！！？」」」」」」」」

「意外と時間取ってくれるのね・・・」

「うーん、組む人見つからないな・・・3位のかっちゃんはあんなに人気なのに、なんでだ？やっぱり個性の汎用性考えたらかっちゃんの方が上か・・・」

私の個性、天候操作だもんなー、騎馬戦には向かないや、とつぶやいていると

お茶「Aちゃん！騎馬一緒に組まへん？」

声が聞こえた。