【ヒロアカ】月下美人は空を見せたい2 (ページ2)

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41話ページ2

その後、なんだかんだ言って水難ブースでの怪我、間近での電流放出による火傷を診てもらうために出久、オールマイトとともに保健室に運ばれたA。

「別にそんな大した怪我じゃないんだけどな・・・」

リ「そんなことないさね。あんたはちょっと自分の怪我とかを甘くみるところがあるよ。周りに心配かけるんだから気をつけないといけないよ」

ポツリと呟くと、リカバリーガールに叱られてしまった。

「すみません・・・」

リ「はあ・・・今回は事情が事情なだけに小言も言えないね」

今充分私に言ってたよ、リカバリーガール。

オ「多分だが・・・私、また活動限界早まったかな・・・1時間くらいはまだ欲しいが」

「え・・・」

出「オールマイト・・・！」

オ「まー仕方ないさ！こういう事もある！」

「立ち直り早いですね・・・」

？「彼は昔からそうなんだ」

「？誰・・・？オールマイトにしては若く、出久にしては大人な声・・・まさかリカバリーガール！？」

リ「そんなわけないでしょう！入り口を見んさい！」

Aが入り口に目をやると、そこには背の高い男の人が立っていた。

？「アッハハ・・・面白い子がいるもんだ。失礼します、リカバリーガール。・・・オールマイト、久しぶり！」

オ「塚内くん！！君もこっちに来てたのか！！」

出「オールマイト・・・！え、良いんですか！姿が・・・」

私も首を縦にブンブンと振る。

オ「ああ！大丈夫さ！何故って！？彼は最も仲良しの警察、塚内直正くんだからさ！」

塚「ハハッなんだその紹介」

「警察・・・！」

警察といえば、消にいが頼んで兄の行方を捜索してくれている。

今までは知らせが来るまで待っていたが、もう私も高校生。そしてヒーローを目指す身だ。

まだあまり自由には動けないから仕方ないけど、ヒーローになったら兄の行方も自分で情報を集めるなりなんなりして探さなくては。

______そんなことを考えている間に、オールマイトと塚内さんの話は終わっていた。

塚「それと・・・君がAさんかな？」

「あ、はい」

塚「君のお兄さんの行方を調べている警部から、伝言を預かっていてね・・・神野区周辺での目撃情報が手に入ったそうだ。と言っても、目撃者が目撃したのは2年前だと言っているそうだから、今はそのあたりにいるかどうか・・・まあでも、周辺を探してみるとは言っていたよ」

「そう・・・ですか」

塚「なんせ情報が少ないそうだからね・・・お兄さん、見つかるといいね」