19話 ページ23
個性で仮想敵を倒していって、しばらくたった。
周りの受験生たちも結構倒していっているようで、あたりにはロボットの残骸が散らかっている。
もう少し向こう側にも行って、仮想敵を探そうかと思った時、
BOOOOOOM
「え！？かっちゃん？・・・違う、けど・・・デカすぎない！？」
隣の建物を破壊して、今までのとは比にならないほどの大きさの仮想敵が現れた。デザインを見ると、なんと0Pのロボットだ。
破壊された建物の破片がたくさん飛んできたので、一旦屋上から飛び降りる。もちろん、着地のダメージを個性で起こした風で柔らげて。
下にいた受験生たちも、わあっと蜘蛛の子を散らしたように逃げ始めた。
「出久！！大丈夫！？あれはデカい！一旦遠くに離れ・・・」
「いったぁ・・・」
声がした方をバッと振り向くと、朝、転けかけた出久を個性で助けてくれた��良い人��が転んで動けなくなっていた。しかも足がビルの瓦礫に挟まっている。
メリットは一切ない
でも
やることは決まっている
「Aちゃん！君はあの女の子をお願い！」
「任された！！」
出久も考えは同じようだ。
ダッと地面を蹴って、出久が大きく跳躍した。そのままギミックの仮想敵に向かって拳を振り上げる。
出久と同時に飛び出していた私は、��良い人��のところまで来ると、足の上に乗っている瓦礫をどかした。
「あ、ありがとう・・・」
「どういたしまして！あんま気にしないで、朝のお礼だと思ってくれたら良いよ」
「うん・・・あっもさもさ君が！！」
「ん？ええええ！？なぜ落ちる！？あ、腕と脚が・・・マジか」
「私の個性ならもさもさ君が地面にぶつかる前に浮かせることができるから、受け止めてあげて！」
「分かった」
バチン
____豪快なビンタ
ドスッ
「き、筋肉の塊・・・よいしょっ・・・ふーっ」
「ゔっゔゔ〜せめて・・・！！1Pだけでも・・・！」
終了〜〜！！！！
「出久・・・」
さっき出久は、1Pだけでも、と言っていた。それはつまり、0Pということを表している。
彼の折れた腕と脚が、まだ力を制御できていないことを物語っていた。
そして、試験から数日経った頃
「A、通知来てたぞ」
合否通知が届いた。
リビングに消にいと向き合う形で座り、封を切る。
コトッ
『私が投影された！！！』
「オールマイト！！？え、なんで！？なんでオールマイト！？」
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ひよこだんご - スマホとiPodの両方を使い分けているので、コメント返信の時にIDが違う場合があるかもしれません。その時はあまり気にしないでください。 (2020年1月29日 17時) (
レス) id: 25239a734a (このIDを非表示/違反報告)
ひよこだんご - 音羽さん» これからもこの作品共々、よろしくお願いします！ (2020年1月27日 18時) (レス) id: 25239a734a (このIDを非表示/違反報告)
ひよこだんご - コメントありがとうございます！読んでくれて嬉しいです。お友達！？もちろんです。またここでお話ししましょう！更新頑張りますね。 (2020年1月27日 17時) (レス) id: 25239a734a (このIDを非表示/違反報告)
音羽 - あと私と占ツクでのお友達になってくれたらうれしいです！ (2020年1月26日 23時) (レス) id: 724d57d12d (このIDを非表示/違反報告)
音羽 - ナインと9www私気付がなかったw更新頑張ってください！ (2020年1月26日 23時) (レス) id: 724d57d12d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこだんご | 作成日時：2020年1月13日 1時
