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おっ!来ますかあの名場面(シーン)っ!!
録音機の準備は完了!
盗聴器と隠しカメラは生きてますように!
「そんなに知りたきゃ教えてやる。荒覇吐はな。」
「俺だよ。」
あー、いい声。
むふふ、帰ったら永久保存出来るようにせんとなあ。
あー、早く帰りてえ。
蘭堂さんを見上げながら云う中也。
治は息を呑み、何だって、と云う。
蘭堂さんはそんな中也を見、笑みを顔に浮かべながら口を開く。
「薄々そうでは無いかと思っていた。」
「俺の記憶は、人生の途中からしか存在しねえ。衝撃で記憶を失ったあんたとは違う。8年前のあの日以降にしか、人生其の物がねえんだ。其れ以前は、闇だ。」
「何処だか判らねえ闇の中に、唯浮かんでた。其の空間に誰かの手が封印を破って侵入し、俺を外の世界に引っ張り出した。」
「あの手はあんただな。」
顔に笑みを浮かべる蘭堂さんを見上げて云う中也。
そして少し笑う蘭堂さん。
「あんたは何処で俺を見つけた?其れを知るた為に、俺は此の事件を追った。さあ、全部吐いて貰おうか。」
「無論教えるとも。君には、其れを知る資格がある。」
そう云うと蘭堂さんの掌で、黄色い物体が光る。
瞬間、中也は其れを防御する為に自身に異能を展開する。
其の中也の防御も虚しく、中也は後方へ飛ばされる。
「わあー、めっちゃ飛ぶー!」
「何故重力で防御出来ない。」
「私の亜空間は弾丸と違い、物理的法則の影響を受けない。更に其の空間は通常空間から隔絶された異世界でもある。」
異世界ねえ。前世からしたら此の世界自体が異世界何やけどなあ。
そんな事を考えていると、蘭堂さんを中心に蘭堂さんの異能が展開される。
異能は治を上手く避けながら、建物ごと異世界、異能空間になる。
「そして、私が招かぬ限り入ることは愚か、出ることも出来ない。」
「僕を避けて異空間を展開している。僕の異能を知っているのか。」
絶対絶命?いいや、未だや。

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ゆき(プロフ) - 作者ですっ!微妙に題名?この作品の名前変えます! (2021年9月11日 23時) (レス) id: c2037b5d01 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆき | 作成日時:2021年8月16日 12時

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