猫被りの病み人間は社畜です2nd【文スト】

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太宰「げぇ」




敦「あくっ……」




えー、現状をお伝えしましょう




旅館の人に呼ばれ、男性陣と合流し、共に宴会場に向かった




なんと、その宴会場はポートマフィアと合同部屋だったのである〜




なんでだよ




社長は動じてない事から、社長は知ってたんだろうな




伝えてくれてても良かったのに




いや、伝えてたら、何人かは不参加になるのか




太宰さんとか、敦くんとかがその例




にしてもまあ、ポートマフィア側も有名な人ばかりなこって




首領に幹部、黒蜥蜴




聞けば、他の構成員は別の部屋だそう




まあ、首領とか幹部が居たら気楽にご飯食べれないもんな、納得納得




そんなこんなでお食事スタート




真っ先に喧嘩を始める双黒のお二人と、後代になりうる敦くんと芥川さん




双黒の名を冠する2人組は喧嘩するのが普通なのか？




でもまあ、こう騒がしいのも悪くはないかも




『……！これ美味しい……』




杏月「お、Aが珍しくちゃんと飯食ってる」




『うぉっ……なんだ、お前かよ』




お猪口を傾けながら食べていると、いつの間にか杏月が居た




杏月「お前が俺に気付かないとか珍しいな」




『まあお酒美味しいし』




杏月「関係あるのか？てかまだ飲むのか？お前の事だし、温泉でも飲んだんだろ？」




『いいだろ。僕の場合、酔っても理性失う事は少ないし』




杏月「まあ……」




与謝野「お！Aアンタいける口かい！？」




既に出来上がってそうな与謝野さんが、ジョッキ片手に絡んできた




周りを見ると、お酒が飲める人の何人かが出来上がっていた




姐さんは鏡花ちゃんにベッタリだし、中也さんと国木田さんは太宰さんの愚痴を言い合ってるし、樋口さんは泣き上戸になってるし




敦くんも何故か酔ってて、芥川さんと喧嘩してるし




敦くんは虎の嗅覚のせいで酔ったとかありそう




『与謝野さん、絡み酒ですか？』




与謝野「楽しんでなんぼって事さ！さ、妾と飲み比べようじゃないか」




『いや、飲み比べはちょっと……』




与謝野「なんだい！妾の酒が飲めないってことかい」




『あー、いえ、そういう訳じゃ……てめ、おいこら杏月。逃げんじゃねぇ』




杏月「え〜、だってめんどくさい事になってんじゃん」




絡み酒な与謝野さんと、逃げようとする杏月の対応をする




『あ、ちょ……』




暴れた与謝野さんの対応中、お箸が落ちたから拾う




「お前は何をしている」




『！？』




声を聞いた瞬間、体が不快感と恐怖とやらでいっぱいになる




強ばる体で声の主を見る




僕は逃げるように部屋から出た

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