猫被りの病み人間は社畜です2nd【文スト】

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与謝野「確かここら辺にある筈……ああ、あった。あそこだ」




見ると、湯けむりと沢山の人がいた




『凄い人ですね』




与謝野「そうだねェ、まあ、足湯というのはこんなもんさね」




近付いて少し触ってみると、体感的には40度くらいだろうか




？「おや？お主はAかえ？」




『え……？』




聞きなれた声に驚きながら声の方を見ると、姐さんが居た




『あ、姐さん！？どうしてここに』




紅葉「どうもこうも、我らポートマフィアは1日休暇でな。ほれ、お主も覚えはあるじゃろ、1日だけはポートマフィアビルにさえ入れぬ完全休みの日が」




『あ〜……』




そういえばあったようななかったような




そういう日は基本寝てるからなぁ




紅葉「それで、首領が取引先から旅館の無料券とやらを貰ったらしくての。みなで遊びに来たのじゃよ」




『みなって……もしかして杏月も？』




頷く姐さん




だからその日は来れないって言ってたのか




まさか同じ場所とはなぁ




与謝野「そういえばアンタは元ポートマフィアだったか。今でも仲が良いんだねェ」




あ、与謝野さんの存在忘れてた




『ええ。先日もポートマフィアに行きましたし。姐さんには色々とお世話になりましたよ』




紅葉「お世話なぞしておらぬよ。突っ立って居らぬで、座って足湯を堪能したらどうじゃ？隣が空いておるぞ」




『あ……じゃあ、隣失礼します』




そう言って姐さんの隣に座ると、その僕の隣に与謝野さんが座った




『わぁ』




足をお湯につけると、少し熱く感じる




外の温度と温泉の温度の差のせいだろうか




慣れてくると、温かくて気持ちがいい




こうやって足湯とかに使ってると、足をバタバタさせて遊びたくなるなぁ




やっちゃいけないのは分かってるからやらないけど




太宰さんとかはしそう




で、でも、少しだけなら……




紅葉「こら、A、お主今足をばたばたさせようとしたな？」




『え！？なんでバレ、じゃなくて！してませんよっ』




与謝野「本当かい？ならなんで目が泳いでるのかな〜？」




『本当ですって〜！いや、実はやりたいとは思ってましたけど、やろうとはしてませんしー』




何だこの人達、エスパーか何か？




この後、姐さんから貰った温泉卵を食べて、足からじっくりと体を温めた




温泉卵美味しかった

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