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探偵社から出で早数分




太宰「ねぇ、柏村くん」




杏月「んだよ。話してる暇があんだったら急げ」




キツイ云い方をする杏月に、太宰が肩をすくめる




杏月「着いたぞ」




あるマンションの一室




与謝野「ここってマフィア御用達のマンションじゃ……」




杏月「まあ、それは後でに。太宰さん、俺と一緒に部屋に入って下さい。与謝野さんは俺が合図したら入って下さい」




与謝野「え、ああ。判ったよ」




杏月「取り敢えず、与謝野さんはハンカチで鼻と口を抑えといてください」




与謝野が鼻と口を覆ったことを確認した杏月は、部屋の扉を開ける




杏月「うっ……」




太宰「っ!?」




驚いた顔をする太宰




杏月「大丈夫ですよ、太宰さんには、実害は無いですから。与謝野さんは……窓側で窓を開けて待っててください」




そう云って部屋に入っていく杏月




太宰「……ねぇ、この匂いって」




杏月について行った太宰が、杏月に聞く




杏月「Aの異能力だ。……この先か」




リビングへの扉の前で杏月はくるっ、と向きを変え、太宰の方を見る




杏月「次から、見ること、は、引かないでやって、欲しい。まあ、太宰さんもしてる、ことだと思うけど。いや、ここまで酷くはないかも、な」




太宰「……?何を指しているのかはサッパリだけど、判ったよ」




それを聞いた杏月は扉を開く




太宰「っ、一段と、つよ、く」




太宰は思わず服で鼻を覆う




部屋を開けた時から香る甘い香りが、このリビングでは一段と強く香るのだ




杏月「太宰、さん。こっち、です」




杏月はソファーの方へと歩いていた




太宰が歩いて行くと、包帯と、血と、倒れているAが居た




太宰「っよさのさ、」




杏月「まだ駄目だ!」




叫ぶ杏月




杏月「まだ、異能が漂って、る。太宰、さん。Aに、触れて、異能を、無効化、して、やってください」




太宰「わ、判った」




太宰がAに触れると、部屋全体が青く光った




太宰「これで大丈夫、かな?」




太宰がAの手を離そうとすると、それを杏月が阻止する




杏月「太宰さんから、してみれ、ば、嫌な事、かもしれま、せんが」




杏月「触れ続け、ていない、と、また、異能、が、発動、するの、で、駄目、です」




途切れ途切れの声に不思議に思い、太宰は杏月の顔を見る




杏月の顔色はとても悪く、まるで死人のようだった

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黒蜜おもち - 続き、楽しみにしています。頑張ってください! (1月13日 18時) (レス) id: 536ced7b0d (このIDを非表示/違反報告)
コロッk - 最後の人誰⁉もう気になりすぎます‼続き楽しみにしてます✨ (10月9日 23時) (レス) id: da276811c6 (このIDを非表示/違反報告)
ガザニア(プロフ) - 玲愛さんナツメグティー嫌な予感しかないです…うちのクラスにもこう言う子がいてなんか私ターゲットなってるのでこの話見てるとスッキリします(?) (10月8日 16時) (レス) @page33 id: 3f25d5875e (このIDを非表示/違反報告)
レベ - まさか、玲愛さん、致死量のナツメグ入れてたりしないよね………? (10月7日 13時) (レス) @page32 id: ea3111d08d (このIDを非表示/違反報告)
寝子/猫 - ナツメグティー、、、嫌な予感しかしない、、、 (10月7日 4時) (レス) @page32 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆき | 作成日時:2022年6月24日 0時

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