猫被りの病み人間は社畜です2nd【文スト】

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バタバタと、沢山の人の足音が地下に響く




A達が先程まで居た、取引場の地下だった




「Mis.キーン様。血痕を発見致しました」




ある男が、白衣を着た女性にそう云った




キーン「そうですか。採取しておいて下さい、恐らく彼女の物でしょうから。帰還した後、使える様準備をしておいて下さい」




キーンと呼ばれた女性が、そう命令を出した




「了解しました」




そう云った後、男は去って行った




キーン「全く……此処は良い取引場だったのに……。残念な事ですね」




キーン「派手に壊しましたね、三島A」




キーン「いつか……いつか迎えに行くわ」




キーン「それまで待って居てね」




「Mis.キーン様」




今度は違う人がキーンに話し掛ける




「別の場所に血痕を発見致しました。血液認証をした所……」




「前所長の血液とかなり近い事が判明しました」




そこまで聞いたキーンは、嬉しそうに笑った




キーン「ああ、ああっ、ああっ！なんという事なの！？あの娘がそうだなんて……。しかも、彼女と一緒だなんて！これは運命だわ、そう、運命よ！」




キーン「彼女を迎えに行くのと同時並行に保護を開始しなければ……」




キーン「ふふっ、待っていらして。私達の希望の光よ……！」




キーンの声が、地下に響いた




・




『へっくしっ！』




杏月「なんだよそのくしゃみ。女子かよ」




『うるせぇ黙れ』




杏月「というか、まだ風邪治って無かったのかよ？」




『いや、治ったし、なんなら普通のくしゃみだから』




誰か僕の噂でもしてんのかね




まっ、僕の噂なんてするだけ無駄なんだけどね



















作者から
お久しぶりです皆様
更新途切れてすみませんでした！
理由としては、体育大会→実力テスト→祭り→中間テスト→文化祭の準備と、バタバタしておりまして、占ツクを開く時間が無かったのです
受験生なので更新がこのように途切れ途切れになると思いますが、何卒、よろしくお願いします！

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