＊54 ページ12
僕達は地下を離れて、建物の外に出た
道すがら杏月の異能は無かったし、もう探偵社で治療を受けているんだろう
いくら非道な僕でも、友達を心配する心くらいは持ってるよ
見くびんな
『では中也さん、また今度……って離して貰えません？』
僕の手を掴む中也さん
なにげに痛い
中也「あ、すまねぇ。傷どうすんのか気になってたら掴んでた」
『無意識って怖い』
『おっと心の声が。安心してくださいよ。ちゃんと、ポートマフィアも依頼の組織の長を狙っていて、そのせいで弾を一発受けたって云っておきますから』
『まあ、予期せぬ事故で僕が元ポートマフィアだと知った太宰さんには怪しまれるかもしれませんけど』
中也「うわ、手前厄介なやつに知られたな」
『全くですよ。元ポートマフィア同士仲良く出来ませんかね』
いや、やっぱり仲良くしなくていいかも
仕事押し付けて来そうだし、なによりあの人は脳内お花畑陣営だからな
あいつの陣営の人間とはぜってぇ仲良くしたくない
てか最近、あいつってサキュバスか何かだと思ってる
チャームとか使えるだろ
じゃねぇと探偵社の今の現状説明できねぇぞ
顔と異能はまあ良いけど
性格終わってるだろ
ぶりっこ嫌いなんだよな
中也「んじゃ、ちゃんと腕治して体調戻せよ」
『判りました。中也さんも、先日姐さんに云われた通り休んで下さいね。幹部が倒れたらそれこそ下の者に迷惑だったり、付け入る隙を与えますから』
中也「お、おう……」
ちょっと
何か少し嫌な顔してますよね
僕嫌な事云いました？
あ、違いそう
なら、太宰さんっぽかったんだな
あんな人にならないよう気をつけないとな
こらそこ、なり掛けてるとか云うんじゃねぇ
どこが太宰さんだよ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 574人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒蜜おもち - 続き、楽しみにしています。頑張ってください！ (1月13日 18時) (
レス) id: 536ced7b0d (このIDを非表示/違反報告)
コロッk - 最後の人誰⁉もう気になりすぎます‼続き楽しみにしてます✨ (10月9日 23時) (レス) id: da276811c6 (このIDを非表示/違反報告)
ガザニア(プロフ) - 玲愛さんナツメグティー嫌な予感しかないです…うちのクラスにもこう言う子がいてなんか私ターゲットなってるのでこの話見てるとスッキリします（？） (10月8日 16時) (レス) @page33 id: 3f25d5875e (このIDを非表示/違反報告)
レベ - まさか、玲愛さん、致死量のナツメグ入れてたりしないよね………？ (10月7日 13時) (レス) @page32 id: ea3111d08d (このIDを非表示/違反報告)
寝子／猫 - ナツメグティー､､､嫌な予感しかしない､､､ (10月7日 4時) (レス) @page32 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆき | 作成日時：2022年6月24日 0時
