愛情を貰え過ぎた少女と愛情を貰えなかった少女【文スト】

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与謝野「A、仕事だよ」




珈琲を飲んでいると与謝野さんが此方に来てそう云う




仕事というのは治癒の事で私の異能力が必要になったと云う意味




……今休憩時間なんですが？




それどころか休日出勤なんですが




探偵社ってブラック企業か何かですか？




別に今まで通り与謝野さんが解体して治療でも良いのでは？




『判りました。準備しますので少々お待ちを』




与謝野さんに不満をぶつけても意味が無いので




私は渋々口から珈琲を離し支度をする




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『……いつも通りのメンバーですか……』




負傷者は国木田さん、敦君、谷崎君




『……あれ？何時もは麗奈も居るはずじゃ……？』




大体の負傷者は今居る負傷者と麗奈のはず




麗奈を庇ってみんな怪我が酷くなるんですけどね




太宰「与謝野先生！」




診療室に慌てて入ってくる太宰さん




彼が慌てるなんて珍しい




太宰「麗奈ちゃんが！」




その単語だけで、診療室は危機感に満ちた




私以外は




国木田「と、兎に角落ち着け太宰。何があった」




落ち着けと云っている国木田さんの手は震えている




敦君は青ざめ、谷崎君は今にも飛び出して行きそう




まあ敦君と谷崎君は酷い怪我だから行かしませんが




太宰「ちょっと、待っ、て！そろそろ賢治くんが麗奈ちゃんを運んで来るから！」




ならその間に1番軽傷の国木田さんを治療しましょうかね




移動しようと思っていた所賢治君が来た




賢治君に運ばれて来た麗奈は重症




では無くただ擦り傷が多く




そこから血が滲んでいたり流れていたりそれだけ




3人の中で1番軽傷の国木田さんでも麗奈よりは重症




……こんなもので焦るんですか？




危機感どうなってるんですか……

＋5→←休題※読まなくても支障は無いです

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