愛情を貰え過ぎた少女と愛情を貰えなかった少女【文スト】

＊女子会2 ページ47

ワイワイと楽しむ麗奈達




どうしてカラオケ……




女子会なら普通にカフェ等でもいいと思いますが




『取り敢えず飲み物等頼みませんか？』




飲み物無しで歌ったら喉死にますよ




与謝野「そうだねェ。カシスオレンジにしようかね」




『こんな時間からお酒は駄目です』




与謝野「ちぇっ、ならジンジャーエール」




「私はオレンジジュース！」




ナオミ「ナオミは烏龍茶が良いですわ」




鏡花「私も烏龍茶」




『判りました』




注文してから、椅子に座る




「ねぇ、A！」




『何？』




「単刀直入に聞くけど、好きな人って居るの？」




『は』




まあ、女子会と云えば恋愛事情でしょうけれど




何故私に……




『勿論の事居ませんよ』




ナオミ「気になる人とか！」




『居ません』




鏡花「敦は？」




『敦くん……は、なんでしょう。弟、でしょうか？それか犬』




犬系男子と思っていたら虎に変身するのですから驚きましたよ




与謝野「乱歩さんはどう思ってるんだい？」




『乱歩さんは勝手に色々して来るのであれは辞めて欲しいです』




ナオミ「お兄様は！」




『優しい人だと思っています。お姉様系の女性に好かれそうだな、と』




そもそも谷崎くんに好意を寄せていても、妹さんの前では云いませんよ




別に無いですけど




「太宰さん！」




『自 殺をするより仕事をして欲しい』




与謝野「正論だね……。国木田はどうだい？」




『お母さん』




そう云い切ると、周りからん？という声が聞こえる




『お母さんです』




麗奈の頭の上にはハテナが沢山あるんだろうな




『もう一度云います。国木田さんはお母さんです』




少し空気が微妙な感じになった

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