愛情を貰え過ぎた少女と愛情を貰えなかった少女【文スト】

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ユウエンチ




イキタクナイ




仮病を使って休もう




折角の休みを有意義に使わないと勿体無い




そう考え、電話をしようと立ち上がる




すると、私が動くのを待ち構えていたかの様に




インターホンが鳴った




あれ




集合時間はまだまだな筈なのに




一応確認すると、案の定麗奈が居た




そして、探偵社の女子組である




鏡花ちゃん、与謝野さん、ナオミちゃん




がそこに居た




？？？？？




何故？？？




「もう！A居るんでしょ？お姉ちゃんには判ってます！」




頬をぷーっと膨らまし乍云う麗奈




朝からテンションが高い




まあ仕方ない出てあげるか




暫くしてから移動する




『朝からどの様なご要件でしょうか？お嬢様方』




そんな冗談も混じえつつ扉を開ける




「やっぱり起きてた。遅いよ〜」




『部屋を片付けてた。どうせ中に入るでしょ？』




そう云うと、勿論！という様な雰囲気で笑う麗奈




勿論では無いでしょ




なんか自らの口調が判らなくなって来たましたね……




まあどうでも良いでしょう




『何の用かは知りませんが、皆様方もどうぞ』




先に入った麗奈を気にし乍




立っていた女子組に入室を促す




与謝野「じゃあ、邪魔するよ」




鏡花「お邪魔します」




ナオミ「お、お邪魔します……」




全員入った事を確認して、扉を閉める




『適当に座って下さい』




そう云って、私は椅子に座る




ソファは客用に




みんなが座った事を確認して、口を開く




『で、何の用ですか？集合時間はまだまだ先ですけれども』




待ってました！とばかりに麗奈が口を開く




「A、どうせ今日も黒尽くしの服を着るでしょ？」




『黒尽くしじゃない。グレーも入ってる』




ナオミ「否定する所そこなのですね……」




「だから、今日はAを飛び切り可愛くして上げようと思って、皆さんにも着いて来て貰ったの！」




えぇ……

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