雪空の下で愛を誓うよ (ページ3)

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目黒「よし。みんなで学校サボろっか」
向井「それはあかん！ほら、見に行くで」
目黒「見に行くって何を？」
向井「クラス分けシートに決まってるん」
目黒「え、やだよ。Aも嫌だよね？」
A「ほーら。行くよ」

目黒「...二人ともマジで鬼なんだけど」

嫌がる目黒くんを連れて
クラス分けシートがある玄関へ行ったのだが
人が多くて何も見えない。

周りからは喜びの悲鳴や落胆の声が聞こえた。
あ～～～～っっ！！
こういうのを見ると私まで緊張してきた。

目黒「このまま人がずっといればいいのに」
向井「まだ言ってたん！？笑」
A「目黒くんらしくないな～」
向井「ほんまに！も～大丈夫やって」
目黒「うるさいっ」
A「あ、あそこ空いたよ！見に行こ！」
目黒「うそ。本当に見るの？」

そんな目黒くんをよそに
向井くんと一緒に自分たちの名前を
必死に探す。

見つけたいけど、見つけたくないジレンマ。

ずっと、少数人数の学校だった。
クラス替えなんかほとんどなかったし。
三人が離れちゃうかもしれないんだよね。

そんな時、
向井くんが「あっ！」と声をあげた。

２組：目黒蓮、A A
５組：向井康二

向井「俺だけ違うクラスやん！！」
A「絶対遊びに行くからね！」
目黒「康二。頑張れよ」
向井「あー！！これが勝者の微笑みか～！」

さっきとは別人のように上機嫌な目黒くんは
ドヤ顔で向井くんをなだめた。