処刑とドッペルゲンガー ページ43
「なあ……あいついつからああだっけ？」
「三週間前からかと……」
あの一連の出来事から三週間、彼……雨宮は一度もモケの前に現れる事はなかった。
あの時から毎日、彼女は橋に来ては日が暮れようと、探偵団に説得され連れ戻されるまでずっと彼の姿で彼を待っていた。
義経が最後にした忠告、「彼の言葉を信用してはいけない」は彼女にするべきだったかもしれない。
最初こそ、「きっと都合が悪かった」だの「天気が悪かったから」だので誰しもが納得できた。
しかし、こうも来ないというのはどうだろう。やはり彼を信用などしてはいけなかった。それでも彼女は待っていた。
ある日、もはや習慣と化した、彼女を連れ戻そうと探偵団は橋まで向かったが。
「あれ？いつもここにいる筈なんだけど」
「じ、じゃあ出会えたって事かな？良かった……」
「そうだと良いんだがな……」
……いつもいる場所にいない。それが何を意味するかなど、彼らには分からなかっただろう。いや、予想出来たとしてもどうにもならないかもしれない。
誰かが募らせた不安は翌日、更に募った。いつになっても彼女は戻ってこなかったのだ。あの橋にもいない。構造上、彼女は本体が無ければ……本体？
「そういや、本体は誰が持ってんだ？モケは触れないし事務所にも無いからからてっきり、誰かが預かってんのかと」
「それなら私が……あれ、えっと、ちょっとお待ち下さい……？」
彼女は出かける際、誰かに本体を預けて共に行く。そうしなければ消えてしまうからだ。雨宮に会う時は、ウィスパーに預けていたようだ。
ウィスパーは自身をあちこち探っていたが……無かったのか、申し訳なさそうに話す。
「すみません……どうもどこかに落としたようでウィス……」
「ええっ！？じゃあモケはいっつもどうやって動いてたの！？」
彼らの記憶の限り、彼女はいつだって頭も手もあった。問答だってはっきりと出来ていた。いつも近くになければそれはあり得ない。
けれど、今この場で本体を持っている者はいなかった。なら一体どこに？
彼らが頭を抱えて悩んでいると、事務所のパソコンから音がする。アキノリがそれを確かめてみると、どうもサイトうすらぬらに新しい投稿があったらしい。
他の皆もパソコンを覗いてみると……
「『謝り続ける処刑人』？……あっ」
……また彼女が何かやらかしたのだろうか。
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小鳥遊(プロフ) - ピカヒカリさん» いえいえ！教えてくれてありがとうございます！ (2019年4月1日 18時) (
レス) id: f22be8bb72 (このIDを非表示/違反報告)
ピカヒカリ(プロフ) - 小鳥遊さん» 何か…。がっかりさせてしまったようで申し訳ありません…。 (2019年4月1日 18時) (レス) id: f74e3a9ead (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊(プロフ) - ピカヒカリさん» コメントありがとうございます！メダルウォーズって引き継ぎないんですね…頑張ります。 (2019年4月1日 18時) (レス) id: f22be8bb72 (このIDを非表示/違反報告)
ピカヒカリ(プロフ) - こんにちは？です。はい、パックン出てうれしかったです。はい。（何かすみません…）バニートラップ、カッコよくて私も好きですよ。（シャドウサイドの中では上位です）やっていませんが、メダルウォーズの先行は確かデータ引継ぎありませんでしたよ。頑張って下さい。 (2019年4月1日 18時) (レス) id: f74e3a9ead (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊(プロフ) - ありがとうございます！そう言って頂けると頑張れそうです…！ (2019年3月6日 23時) (レス) id: f22be8bb72 (このIDを非表示/違反報告)
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