妖怪達とドッペルゲンガー9 ページ30
「い、行くけど…さっきまで動こうともしなかったじゃんか…。」
「え？あーうん、そうだね。でも僕はあそこで一生過ごすのは嫌だし…ま、これでいいや。」
「今度は何を……っ！？罠！？」
ケースケが引いているのも気にせず、波人君はぶっきらぼうにまたぬいぐるみを拾い道の奥へ投げる…一秒も経たずして、それは真っ二つにされてしまった。…あれ、ジンタじゃないか？
…上から刃が落ちてきたんだ。暗くて僕達には見えなかったけど、それは赤い糸で天井へ繋がっているように見える。
「これ、ギロチンの刃？あいつも結構酷い事が好きなんだね…あー怖いなあ。」
波人君は落ちてきた刃も皆が驚いている事も全く興味が湧かないらしい。一人で奥へと進もうとする。僕達は慌てて追うけど、波人君ってこんな感じだったかな…？
「今一番怖いのはお前だっての…てか随分平気だな。怖くないのか？さっきまであんなに震えていたのに。」
「平気？そう見えるの？ふーん…別に怖くない訳じゃない。勝手にそう見えるだけだろ。あ、何かいる。」
波人君がそう言って指を向ける先は、まだ真っ暗で何も見えない…？
「お兄さん、見えないの？近視？ならさ、何か聞こえない？」
「近視じゃないけど……これは、モケ？」
何となく「ごめんなさい」と聞こえてくる気がする。恐らくモケだろう。もう少し進めば見えるかな？
波人君は臆する事もなく奥へと進むけど、僕はその態度に何故か違和感を感じてしまう。一体どこがおかしいと思ったんだろう…。
しばらく灰色の道を歩いていくと、真っ白な塊…いや、長い髪？が宙に浮いているのが見えた。声からしてモケだ。赤い大きなリボンもよく見えた。
「ごめん…なさい、ごめんなさい…。」
「モケちゃん？モケちゃんなの？」
アヤメが声をかけるも、モケらしき誰かはずっと同じ言葉を繰り返し微かに動くだけだった。けれど、波人君がかけると、即座に振り向いた。
「あれがモケ？前見た姿とだいぶ違うけどなー。」
「あっ、あ…！な、波、っ、ごめっ、」
「うわっ！に、人形！？」
あの煙のような姿とは違う、上半身しか無い事は変わらないけど、目がボタンになり関節には球体が嵌められていた。何よりも、ボタンからピンク色の何かが垂れているようだ。
それに、赤い糸で天井からぶら下がっている？まるで操り人形を思い浮かべる姿になっていた。…これがモケのシャドウサイドって事か？
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小鳥遊(プロフ) - ピカヒカリさん» いえいえ！教えてくれてありがとうございます！ (2019年4月1日 18時) (
レス) id: f22be8bb72 (このIDを非表示/違反報告)
ピカヒカリ(プロフ) - 小鳥遊さん» 何か…。がっかりさせてしまったようで申し訳ありません…。 (2019年4月1日 18時) (レス) id: f74e3a9ead (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊(プロフ) - ピカヒカリさん» コメントありがとうございます！メダルウォーズって引き継ぎないんですね…頑張ります。 (2019年4月1日 18時) (レス) id: f22be8bb72 (このIDを非表示/違反報告)
ピカヒカリ(プロフ) - こんにちは？です。はい、パックン出てうれしかったです。はい。（何かすみません…）バニートラップ、カッコよくて私も好きですよ。（シャドウサイドの中では上位です）やっていませんが、メダルウォーズの先行は確かデータ引継ぎありませんでしたよ。頑張って下さい。 (2019年4月1日 18時) (レス) id: f74e3a9ead (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊(プロフ) - ありがとうございます！そう言って頂けると頑張れそうです…！ (2019年3月6日 23時) (レス) id: f22be8bb72 (このIDを非表示/違反報告)
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