１４５話目 緑谷side ページ13
「えーと何？敵が去った15分後に救急や消防が到着で？生徒40名の内意識不明の重体15名？」
「重、軽傷者12名に無傷は13名。行方不明が1名で、プロヒーローっての？あれは1名重体に1名行方不明だってね？」
「後は…えーと敵が3名の現行犯逮捕で？いやぁ災難だったねえ？僕だってもう少し茶々入れたかったんだよ？」
僕はあの騒動の後すぐ合宿所近くの病院に運ばれ、二日間気絶と悶絶を繰り返し高熱にうなされた。
そんな時、首に包帯を巻かれた光ちゃんがやって来たと思ったが…今回は目の色を確認する限り光ちゃんは光ちゃんではないようだ。
「何で…。」
「ん？そりゃ暇潰しさ！前回は二度と会うことはないかと思ってたのにあの子は僕の忠告をことごとく無視しまくって！しまいには僕に手伝いを頼んだんだ！」
「僕の忠告に従っていればこんな惨状には至らなかっただろうに…ま、何であれ君達の悪運もここまでって事かもね？」
忠告？手伝い？光ちゃんは何度か聞いても全て「大丈夫」で返してきたから僕は何の事か分からなかった。光ちゃんは一体、
「あ、この石森光の事気にしてたりする？別にちょっと首の傷が気になるとかそんなで今日は呼ばれただけさ。警察にも呼ばれてるけどね。」
「お前は…何で光ちゃんにそんなに付きまとうんだ？」
「さぁ？僕は気に入った奴以外にそうそう秘密は教えないよ。僕だって復讐のためにこうなってるんだ、あの子についてはあの子に聞けば？」
復讐。確か極ツチノコといっていたか…光ちゃんは復讐のために利用されている？あいつは光ちゃんの顔で薄ら笑いを浮かべている。
きっと前回と同じなら誰も来ることはないだろう。僕は身動きが取れないし出来る限り情報を引き出せたら何か役に立つだろうか。
「復讐って…、」
「そこは君には関係ない。僕の勘がなくとも君は僕を警戒してるのは分かるさ。暇潰しのついでだ、楽しく会話しようよ？」
「は？」
「そうだなぁ、あの子はあの合宿中に死にかけたりしていないかい？それか死にかけてる様に見えてもすぐ無傷に戻ってたりとか、さ。」
何を言っている？そんな訳がない…ない？待て、確かにそんな事が…。
少し前の期末テストの時、少しだけ彼女の事を見ていたけど確かに死にかけているかの状態になっていた。なのにリカバリーガールが治癒する前に完治されていた。
「だから何だ…？」
「やっぱり？あーあ、限界だって言ったのに無理させたね。もう死んでるよ。」
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小鳥遊(プロフ) - 美都羽さん» コメントありがとうございます！烏滸がましくなんてないですよ。嬉しいです！ (2019年8月6日 21時) (
レス) id: c2ef6956a3 (このIDを非表示/違反報告)
美都羽(プロフ) - 小鳥遊様のこのシリーズがすごく好きです。こんなことを言うのも烏滸がましいですがこれからも頑張ってください (2019年8月6日 21時) (レス) id: a619d2c6e4 (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊(プロフ) - 笹さん» レス遅れてすみません。確かに火なら水属性の方が良かったかもしれません。書いた時は気がつきませんでした…遅れながらアドバイスありがとうございます。 (2019年8月5日 1時) (レス) id: c2ef6956a3 (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊(プロフ) - 甘納豆さん» コメントありがとうございます！ずっと更新停止ですみません……そう言っていただけて嬉しいです！頑張ります！ (2019年8月3日 21時) (レス) id: c2ef6956a3 (このIDを非表示/違反報告)
甘納豆(プロフ) - 続き気になります！自分のペースで更新頑張ってください！楽しみに待ってます！！ (2019年8月3日 21時) (レス) id: a4b65807ec (このIDを非表示/違反報告)
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