52振り ページ5
足音の主は宗三が思っていた人物だった
「反省したか」
『はい……旦那様。あの様なことを仕出かして仕舞い申し訳ありませんでした』
冷たい床に手を付け頭を下げた
「お前は泉とは違う。例え、血が繋がっていようがお前はこの神月家の生贄だ。生贄の仕事は次期当主である
そのことを充分肝に銘じておけ！！」
『はい、旦那様』
懐にいる小夜がカタカタと震える
父の言葉が許せなかったのだろう
「おっと……こんなことをしている場合ではなかったな……おい」
父が叫ぶとその後ろに控えていた使用人達が座敷牢の中に入って来た
「そいつを着替えさせて私のもとに連れて来い」
「「「かしこまりました」」」
使用人達は自分を囲むと自分を担ぎ上げた
担ぎ上げた自分は傷もあるせいで抵抗が出来ない
『あ、あの……旦那様…一体何を……』
訳がわからず父にそう訪ねた
だが、父は多く答えてくれずただ
「…………お前は着替えたら私が指示するまで一切喋るな」
そう言い残して父は座敷牢から去っていった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 307人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アカヤ - 続編やったー！ありがとうございます！これからも応援してます！！ (2019年4月3日 17時) (
レス) id: ba5e1e3f04 (このIDを非表示/違反報告)
こだぬき(プロフ) - 続編おめでとうございます！主人公さんがどうなるか、今からとても楽しみです。また遊びに来させて頂きます。 (2019年4月2日 21時) (レス) id: 680cc78f50 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪燐 | 作成日時：2019年3月22日 8時
