26話 ページ28
金色の瞳が私を見続ける
『寝込みを襲うにゃんて猫以上に人間ははつじょーしてんだにゃ』
彼女？はそう呆れて云った
起き上がろうとするが身体に力が入らない
『無駄にゃお前の体力を大分奪ったからしばらくは動けにゃい』
「随分と変わった言葉を使うのだね。一体何のキャラ付けかな？」
『キャラ付け？キャラ付けも何も“俺”は俺にゃ。それ以上でもそれ以下でもにゃい』
そう彼女は答えた
『俺の名前は障り猫。ご主人の異能の一つでありもう一つの人格にゃ』
もう一つの人格………？
突然のことに頭が少し追いつかない
私は“障り猫”と名乗る彼女に質問を投げかけた
「障り猫ってもしかしてこの間、私達と一緒に捕まえた異能生命体かい？」
『あぁ、そうだ。そういえばお前ご主人の隣にいたやつだよにゃ？ご主人とはどういう関係にゃんだ？』
「古い友人だよ…………今はね」
『ふーん、友人ねぇ……』
私は更に質問をする
「どうして君は急に出てきたんだい？」
その瞬間、スッと彼女の目が細くなった
『どうしてだって……？それはお前が一番わかっているんじゃにゃいのか？人間こんなところに閉じ込められて正気を保てる奴はいにゃいにゃ。それはご主人も例外じゃにゃい……』
彼女は言葉を続ける
『言っておくが、人間。お前がご主人を閉じ込めてもご主人はお前のものにはにゃらニャイ。ご主人はお前に対してちっとも恋心を持ってにゃいからにゃ。
まぁ、ご主人は、感情が足りにゃいから仕方にゃいんだけどにゃー』
「感情が…足りない……？」
『そうにゃ。ご主人……西尾Aには感情と云うものが足りていにゃいんだにゃ』
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aoihosi1016(プロフ) - 中也endも読みたいです！楽しみにしています！！ (2020年4月6日 2時) (
レス) id: e749c9c1e6 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 頑張って下さい！更新待ってます！ (2020年3月18日 8時) (レス) id: 8ab0d0e315 (このIDを非表示/違反報告)
綾津 - 文ストも物語シリーズも好きなので、この作品が大好きです！更新楽しみにしてます！ (2019年8月25日 17時) (レス) id: 3cda621b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪燐 | 作成日時：2019年7月30日 13時
