キスしないと出られない部屋 アリス ページ7
目が覚めると知らない場所だった。
『！？』
ど、何処ここ！？辺りを見回すと真っ白な部屋に1つのドア、それと隣で眠る…
アリス「すー…」
……アリス。
『アリス！！おきて！！おきてって！！』
アリス「わっ！？何よいきなり！？」
アリスを叩き起す。
アリス「こ、ここどこ！？ちょっとA、あんたアタシに何したの！？」
『違う！わたしもわかんないんだって！！』
アリス「って何よ……ドアあるじゃない…。さっさと出ましょ。」
『うん…』
ガチャ
……
ガチャガチャガチャ
『あ〜……アリス。落ち着いて聞いて？開かないわ』
アリス「はぁ！？あんた何言って……！？嘘でしょ！？」
落ち着いて聞いてって言ったのに……。女の私より焦ってるじゃん…
そう呆れてもいられないな、と思った瞬間、空中から一枚の紙が降ってきた。
『何これ……。中身は…っと』
あ〜……そういうやつ？そういうやつなの？ネットとかでよく見る……。
紙にはキスしないと出られない、とだけ書いてあった。
『ありすー！これ見てこれ！！キスしよ！』
アリス「はぁ！？あんた何言ってんの！？キスしないと……ってはぁ！？」
『落ち着いてアリス。ちゅってしたら出られるんだよ！？』
アリス「なんであんたそんな普通に言うのよ！」
アリスにがしっと肩を掴まれる
アリス「あんたねぇ！これがホントだとしても！女の子なのよ！？自分を大事になさい！？」
『……んー……アリスは嫌？』
アリス「いっ！？いや、嫌かどうかは……」
『じゃあ大丈夫だよ！私、アリスの事好きだし！』
アリス「だから！そういうことを簡単に！」
『ね、アリスお願い。ここから出たらちゃんとまた言うから！今はここを出ることを優先しなきゃ！』
アリス「うっ……でも」
『漢みせなきゃ！！ね！』
アリスは深く考え込んで
アリス「……おでこ。おでこ出しなさい。そこにするわ。口には絶対にしない」
『…うん！』
自分の手で前髪をあげる。
そこに、気まずそうに目を逸らしながらアリスが自分の唇を押し当てた。
アリス「っ〜！」
その瞬間、どこからかガチャリと音がした。
『っふふ！アリス顔真っ赤！』
アリス「うるさいわね！さっさとでるわよ！」
『はーい！』
___
『外の空気って気持ちいー！』
アリス「…」
『ねーえ、アリス。さっきの事だけどさ！もう1回言わせてくれない？』
アリス「い、いや俺から言わせろ」
アリス「A、好きだ。」
『ふふっ！私も！！』
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ばにら - ケイジさんに甘えられたいです・・・ (2022年12月7日 21時) (
レス) @page8 id: 6fc93a8e63 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - ソウさんに撫でられたいなあ、なんて… (2022年7月31日 9時) (レス) id: 66364e0d78 (このIDを非表示/違反報告)
れもん.R(プロフ) - すっごい雰囲気好きです！！（語彙力）ランマルの甘めのやつだったら何でもいいので、リクエスト失礼します。これからも頑張ってください！！ (2021年10月18日 18時) (レス) id: d606f9ceae (このIDを非表示/違反報告)
八分雨_(プロフ) - 明太子さん» あっ…… (2021年8月10日 20時) (レス) id: 1ae85e2dd8 (このIDを非表示/違反報告)
明太子 - 八分雨_さん» お前が言ったんだろうがァ！！！！！ (2021年8月10日 16時) (レス) id: ddc375ec9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八分雨_ | 作成日時：2021年6月2日 18時
