００３ 迷子 ページ4
はぁ……はぁ……はぁ……
『この辺りでいいかな……！』
足を止め、改めて辺りを見渡して気付く
『え、ここどこ？』
街中だろうけど、路地に深く入りすぎた様だ
まぁそのほうが能力を解放しやすい
｢見つけたぞ女ァ！！！｣
ていうか……なんで女だって知ってるんだろ…？
フードは深く被っていたし………あれ？
『あの時か……あの時海賊を蹴った時か……！！しくじったな……』
でも手配書すら見ていないということだろう
有名じゃなくて良かった
『良くないけど。』
うんうんと頷いていて気付いた
背後に誰かがいる
即座に右足の回し蹴りを食らわせるも、背後にいた人物の左手に止められた
『！？攻撃の時気配は消したのに！！！』
｢消しきれていなかったよぃ｣
背後にいたのは…フランスパンと一緒にいた……確か……えーと……
『あ、パイナップルさ……あいた！！』
突然足から手を離されて、私はバランスを崩して転けた
｢マルコだよぃ。次パイナップルなんて言ったら蹴り飛ばすよぃ。｣
圧力！！！！ねぇ圧力！！！！
怖っ……！！！
『ごめんなさい。』
｢わかればいいよぃ。｣
マルコさんの手を借りて立ち上がった時だった
｢やっぱりテメェらグルだったか！！！追い詰めたぞ！観念しろぉ！！！！！｣
『グルじゃないし、観念するのはそっちよ。』
マルコから離れて、海賊たちを見据える
両腕を赤い炎に変えて、彼女はニヤリと笑った
｢笑った……？｣
マルコは、炎に照らされた彼女に見惚れていた
｢ひ、怯むなー！！！｣
『私を止めたいのなら、軍艦でも引っ張ってきなよ！』
体全体を炎で包みこみ、マルコとは違う赤い火の鳥が現れた
そして海賊たちを蹴散らしていった。
｢……ひっ！！命だけは！命だけはお助けを！！！ぎゃぁぁぁぁ！！！！｣
『……二度と私の前に現れるな！！』
そう言ってマルコのほうに戻ってきた……が
｢おっ……と！！大丈夫かよぃ？｣
思わず見とれてしまっていたなんて言えないマルコは、フラフラと倒れかけた彼女を支えた
『ねぇ、さっきの子供……大丈夫なの？』
とてもか細い声で震えながら話す彼女は、本当にさっきまで屈強な男たちと戦っていた勇敢な女なのだろうか
｢あぁ…いま連絡取ってみるよぃ｣
ゴソゴソとポケットから電伝虫を取り出すと
『うわぁぁぁ！！！！カタツムリが！！！！カタツムリがいるー！！！！』
｢うるせぇよぃ！｣
電伝虫を知らないAであった
続く
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哀羅(プロフ) - 忙しい中での更新お疲れ様です。私も学校大変です．．．。これからも応援してます！ですが、くれぐれも体調だけは無理をなさらずに、です！！ (2020年6月16日 13時) (
レス) id: 58bdaeccd2 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - うわぁー！夜勤ですか！お疲れ様です．．。私も課題が膨大な量です笑これからも応援してます！ (2020年5月22日 13時) (レス) id: 58bdaeccd2 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅 - ユキユキさんにつられて私も作りました！哀羅で作者検索すると多分出てきます！一林さんや龍影雫さんももしよろしければ見て見てください！！ (2020年5月16日 12時) (レス) id: 58bdaeccd2 (このIDを非表示/違反報告)
一林 - 中3でーす！誰か勉強教えてくれる人探してまーす。てか、すいません！人のコメ欄でこんなお話。（よければ、『一林』で検索してみてくださいね？） (2020年5月14日 23時) (レス) id: 4a0fa3b186 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅 - えっ…どーでも良い質問なんですが、一林さんも龍影雫さんも受験って…中3ですか？高3ですか？いずれにせよ頑張れ！！今世の中で1番被害こうむってるの世界中の学生。大人たちよ…うちらの為に外でないでくれ。コメで関係ないことですよね。ごめんなさい！ (2020年5月14日 15時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキユキ x他1人 | 作成日時：2020年5月6日 17時
