4 ページ7
「今日はここまで。各自しっかり復習するように。」
授業終了のチャイムが鳴り響き、トレイン先生の終わりのことばを合図に合同授業だったフロイド君はぐでーと机に寝っふした。
「あー……疲れたー。」
『お疲れ様。それじゃあ、私は寮に戻るね。』
「今日は図書室に行かないんですか?」
『今日は週に一回の"SNOW DAYS"の開店日だから。』
「あぁ……確かに今日はその日でしたね。」
『それじゃあ、情報配布をよろしくね。』
そう言って立ち上がり、急いでSNOW DAYSの所へと向かった。
『スハン。みんな。』
すぐに購買部の隣の空き地へと向かった。
そこには、寮生とスハン、そして、朝までなかったはずの小さな家のようなものが建っていた。
「……」
「A寮長!!」
「全てのお菓子は運び終わり、昼休みのうちに、販売店は設置し終わりました。」
「販売担当の生徒は全員揃いました。」
「………」
『それじゃあ、今日も頑張りましょう。』
マジカルステッキをひと振りし、小さな家の周りに雪をふらせ、看板を浮かび表せた。
「"SNOW DAYS"開店しましたよー!!」
「まじか!!」
「そういや今日だったな!!」
「俺急いで寮戻ってマドル取ってくる!!」
わっと人が集まりだし、一気に"SNOW DAYS"はたくさんの客がやってきた。
私は、スハンにその場を任せると、サムさんのお店に入った。
「Hey!!Aお嬢!!」
『こんにちは、サムさん。毎度の事ながら、"SNOW DAYS"の場所を提供して下さりありがとうございます。』
そう言って、"SNOW DAYS"1番人気のフルーツパウンドケーキ＆紅茶クッキーの袋を渡すと、サムさんはとても喜んでくれた。
それから少し世間話をすると、"SNOW DAYS"に戻った。
『スハン、売上状況は?』
「……(ｽｯ……)」
『…やっぱり、ここら辺のメニューが早く無くなってるね…次の開店日までにどうするか考えよう。』
「お、やってるっスねー」
『ラギー君。いらっしゃい。』
「Aさん、スハン君。お疲れ様っス。
今日もすごい人だかりっスね〜…」
私とラギー君が話してる間にスハンが、いつもラギー君が購入する袋をとると、渡した。
「……」
「お、ありがとっス。スハン君。
(ｶﾞｻｶﾞｻ……)あれ……これ……?」
『(ｼｰ)おまけ、レオナさんとラギー君の。』
「!!……サンキューっス。Aさん。んじゃあ、オレはこれで。」
ラギー君はスタスタと鏡舎の方へ行ってしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 189人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
抹茶タピオカ２号 - とても面白かった! (2021年5月5日 0時) (
レス) id: afc2ea72b7 (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - ユノさん» そう言って貰えて嬉しいです!! (2021年2月8日 1時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - 天さん» あ、そういえばそうでしたね!!ほとんど無意識で書いてました!!ありがとうございます!! (2021年2月8日 1時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - イラスト見ましたとてもかわいいかたです (2021年2月7日 15時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年1月29日 8時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Tyina | 作成日時：2021年1月27日 22時
